【卓球】「伊藤美誠がライバル? 考えすぎだ」「また泣いた」と中国メディア余裕の高笑い

女子ダブルスで惜しくも準Vだった伊藤美誠と早田ひな(ロイター)

卓球の世界選手権個人戦(米・ヒューストン)が閉幕。女子シングルス、ダブルス、混合ダブルスを制した中国が、伊藤美誠(スターツ)に上から目線で高笑いだ。

伊藤はシングルス準々決勝で、中国4番手の王芸迪に敗戦。早田ひな(日本生命)と組んだダブルス決勝では、王曼昱、孫穎莎組(中国)に惜しくも敗れた。

東京五輪混合ダブルスで水谷隼とのペアで金メダルを獲得。夢を壊された中国では〝ヒール〟になっている伊藤は、今大会でも注目人物だ。伊藤が敗れると中国メディアでは「伊藤はまた泣いた」(網易)、「目に涙をため、優勝以外意味がないと話す」(新浪体育)などと様子を細かく伝えられた。

さらに中国「新京報」は「伊藤が中国のライバル1番手? 考えすぎだ」と痛烈に報道。伊藤と今大会出場した中国代表5選手とのシングルス戦績を細かく掲載。五輪女王の陳夢には0勝4敗であることなどを並べ「伊藤は東京五輪に向け急速に成長し、女子最大の敵となった。しかし、現在のチーム主力選手との対戦では、伊藤は負け越している」と、中国主力との差を強調した。

厳しい論調も、中国の関心の高さを示しているからこそ。次こそ、会心のプレーで黙らせたいところだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社