大人でも難しい英検準1級、大宮の小5が合格 英語で鬼滅やドラえもん読み、母語のように英会話こなす

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英検準1級の合格証書を手に合格を喜ぶ白川怜君=大宮区吉敷町

 大学中級程度の英語力が必要とされる英検(実用英語技能検定)準1級に、さとえ学園小学校5年の白川怜君(11)=埼玉県さいたま市大宮区=が11月、合格した。帰国子女ではなく、日本育ちながら、母語のように英会話をこなすという。白川君は合格を知って、「すごくうれしくて叫んだ。英語を学ぶことがめちゃくちゃ楽しい」と話し、次は最難度の英検1級を目指す。

 白川君は4歳の頃、ABCキッズイングリッシュ(大宮区吉敷町)の子ども向け英会話教室に通っていた。経営者の今仁(いまに)公美子さん(46)は「怜君は英語が大好きで、英語の世界に入ったとき、キラキラ、わくわくして、もっと話したいという気持ちが伝わった」として、別の幼稚園から同社のインターナショナルプリスクールへの転園を両親に勧めた。今仁さんによると、「外国人講師との温かい人間関係がつくられ、この人と話したい気持ち」から、英語の話す力や読む力を伸ばしていったという。

 両親のサポートを受けて、小学1年で高校卒業程度とされる英検2級に合格。2、3年時の夏休みには、ニュージーランドのオークランドで1カ月にわたり短期滞在し、地元の公立小学校に通った。多くの友達と英語で会話をして、同行した母親の通訳も担当した。新型コロナウイルスの影響で、小学4年からは渡航ができなくなり、コロナが収束したら「外国に行って多くの人と会話したい」と語る。

 日本英語検定協会によると、準1級は大学中級程度とされ、入試や教員採用試験で優遇されたり、海外留学など多方面で幅広く適用される資格。試験内容は英語の聞く、読む、話す、書くの4技能のほかに、社会的な課題も含む内容で、大人でも合格するのは相当難しいという。担当者は「ご家族も含め相当な努力をされた結果だと思う」としている。

 小学校からは同社の週1回60分の英会話教室に通っている。自宅では漫画「鬼滅の刃」や「ドラえもん」の英語版を読んだり、4年前からは自身でイラストを描いて独自の単語帳を作って覚えているという。白川君は「日本語と別の新しい世界があると感じて、興味を持った。新しい単語を覚えて使えると、達成感がある」。将来の職業はまだ決まっていないけれど、「英語に関係する仕事をしたい」と話していた。