乗客を乗せたモノレールが地上に落下、韓国の脱線事故は予見されていた?=韓国ネット「後進国だ」

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2021年11月30日、韓国・慶尚南道統営市の欲知島で発生した観光用モノレール脱線事故について、韓国・ニューシスは「予見された事故だった」と指摘した。

記事によると、28日午後2時ごろ、欲知島で走行中の観光用モノレールが脱線し、約5メートルの高さから地上に落下した。この事故により乗客8人が足の骨を折るなどの大けがを負ったという。

当時モノレールは乗降場に到着する50メートルほど前で急停止したが、管理職員は「異常なし」と判断し、約10秒後に遠隔操作でモノレールを稼働させた。ところがモノレールは傾斜20度の曲線区間で突然速度が増し、そのまま脱線したという。

このモノレールは統営市が地域観光産業活性化のために計117億ウォン(約11億円、追加の工事費は除く)の事業費を投入して設置したもので、2019年12月に開通した。

しかし開通直後から、「他の観光モノレールに比べて多額の工事費が投入されたにもかかわらず、デザイン性や安全性が劣る」など否定的な世論が多く、相次ぐ故障により大規模な修理も行われた。開通から6カ月後には、レールの一部に変形が確認され、1カ月以上運行が停止された。今年9月には乗降場の施設改善とレール交換などの整備・補修のため5日間臨時休業し、今月29日からも線路整備のため12月9日まで休業する予定だった。さらに、乗降場に入る前の急傾斜についても不安を訴える声が多数寄せられていたという。

今回の事故について、警察は速度制御システムに異常が生じたものと見て調査を進めているという。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「毎日点検しているはずでは?」「開通からそんなにたっていないのになぜ」と驚く声が上がる一方で、実際に乗車したことのあるユーザーからは「乗ったことがあるけど本当に不安だった」「一目見て危険だと分かった。いつか事故を起こすと思っていた」と納得する声が。

その他「こういう事故を見ると、韓国はまだ後進国だと思う」「韓国人は事故が起きないと動かない」「問題が相次いでいたのに、金稼ぎのため運行し続けた。これが韓国の現実だよ…」「おもちゃではなく人が乗るものなんだから、しっかり管理してほしい」「施工能力を無視し、安さ重視で業者を選定したのだろう」などため息交じりの声が続々と寄せられている。(翻訳・編集/堂本)

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