「この初恋はフィクションです」“謎の転校生”祖父江くんは鈴鹿央士だった!

TBSほかで放送中の、よるおびドラマ「この初恋はフィクションです」(月~木曜深夜0:40。一部地域を除く)の、謎の転校生・祖父江広樹を、鈴鹿央士が演じていることが分かった。

ドラマは、TBSスター育成プロジェクトとして放送された「私が女優になる日_」の演技バトルで1位に輝いた飯沼愛が主演を務め、企画・原案を秋元康が担当。脚本を「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)、「私の家政夫ナギサさん」(同系)などを手掛けた徳尾浩司氏が務めている。主人公の女子高生・倉科泉(飯沼)が顔も姿も分からない不思議な転校生・祖父江に、恋や友情、そして進路を振り回される“エモサス”なオリジナルの青春群像ラブストーリーだ。

11月30日の放送で、ついに祖父江役が、同局で今年4月クールに放送された連続ドラマ「ドラゴン桜」の藤井遼役で注目を浴びた鈴鹿であることが判明。全40回の放送の中、初回から第30話の今まで顔出しせず、ポスターやエンドクレジットにも「????」と表記されており、隠されてきた“祖父江”の存在。初回からさまざまな憶測を呼んでいたが、やっと解禁となった。泉とずっとLINEや手紙のみのやりとりが続き、やっとのことで会う約束をしていながらも、なかなか会えなかった泉と祖父江の2人の初対面の瞬間に注目だ。

鈴鹿は「こういう形でずーっと僕が演じていることは隠されていて、というパターンは初めてでドキドキしていました。きちんと顔を出して演じられる話数が少ない中で、どう泉さんと距離を詰められるのかなと心配な部分もありましたが、泉さんも現場もとても温かくて、安心して演じることができました。スタッフさんたちがようやく僕の顔を映せるようになったことを楽しんでくれていたのもうれしかったです(笑)」と心境を語る。

続けて「祖父江くんと泉さんもやっと会えて、その2人の初恋をちょっとニヤニヤしながら見てもらえたらうれしいなと思います。僕もお芝居しながら、キュンキュンしてました」とアピールしている。

「ずっとムズムズしていたのでやっとオープンに『祖父江役は鈴鹿央士さんです!』と言えてスッキリしています」という松本友香プロデューサーは、「撮影では顔の映せないシーンも手しか映らないシーンも、すべて鈴鹿さんが気持ちを込めて演じてくださり、またその状況を楽しんでくださり、祖父江広樹という物語の軸である謎の転校生の存在感を作ってくださいました」と現場での鈴鹿の様子を報告。

そして「実は泉を演じる主演の飯沼愛さんが女優デビューを果たすきっかけとなった『私が女優になる日_』の最終演技バトルのお芝居の相手役を担ってくださったのも鈴鹿さんでした。その時に初めてお会いしたのですが、彼女たちに真剣に向き合い取り組んでくれた姿に感銘を受け、そのままの勢いで祖父江くん役をお願いしました」と起用の理由を明かす。加えて「やっと会えた泉と祖父江の作り出す空気感はとても澄んでいてすてきです! 引き続き楽しんでご視聴いただけたらうれしいです」と呼び掛けている。

なお、本作は民放初の試みとして、YouTubeで全話配信を実施中(https://youtube.com/playlist?list=PLCUNF–_h4OyB8icfbnRTzTANOVtIuKPU)。1話約15分という特性を生かし、通学・通勤などの“隙間時間”で、本作をいつでもどこでも楽しめるよう、その週の放送回を金曜に公開している。

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