世界の観光業の年間損失額が2兆ドルに達する見通し―仏メディア

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2021年11月30日、中国紙・参考消息によると、フランス通信社は28日、世界観光機関は新型コロナウイルスによる制限措置の影響で今年も世界の観光業の年間損失額が2兆ドル(約226兆円)に達する可能性があると指摘したと伝えた。同機関はさらに、観光業の回復は「軟調」かつ「脆弱」という見方を示した。

今回の概算は2020年に被った損失に相当し、同概算の公表と時を同じくして各地で新たな制限措置が講じられ、特に欧州では新たな感染拡大への対策が想定されている。この他に、南アフリカで発見された新しい変異株のオミクロン株の世界的な流行が懸念されている。

報道によると、世界観光機関のズラブ・ポロリカシュヴィリ事務局長は、これら最新の状況の変化が「完全に見通しのつかない」ものであり、観光業もこれに伴う「巨大な経済損失」のリスクを免れられないことを認めた。

世界観光機関によると、今年の海外旅行者数は新型コロナウイルス流行前の70~75%減となる見込みで、観光地の5分の1を占める46カ国は現在、観光客の受け入れを完全に停止しており、55カ国は一部停止している。コロンビア、コスタリカ、メキシコ、ドミニカの4カ国のみが全ての制限措置を撤廃している。(翻訳・編集/島野)