クロン、スコットら期待を大きく裏切り3年連続Bクラスの原因に…広島の助っ人を診断

広島を退団したケビン・クロン【写真:荒川祐史】

クロンは42試合、メヒアは18試合出場と野手2人が戦力にならず

佐々岡真司監督が率いて2年目の広島は、2021年シーズンで3位巨人に2ゲーム差の4位。2018年までリーグ3連覇を果たして以降、3年連続Bクラスとなった。投手5人、野手2人を揃えた外国人選手も大きく期待を裏切った。

【投手】
○バード
33試合0勝0敗0S11H 防御率4.57
○スコット
登板機会なし
○フランスア
8試合1勝2敗0S1H 防御率9.53
○コルニエル
50試合1勝2敗0S10H 防御率3.82
○ネバラスカス
1試合0勝1敗0S0H 防御率10.13

昨季までの3年間で32セーブ、44ホールドをマークしていたフランスアは僅か8試合登板にとどまった。3月に右膝を手術。6月下旬に1軍昇格したが、状態は上がらなかった。育成入団のコルニエルは3月23日に支配下登録され50試合に登板。6月20日のDeNA戦では165キロをマークした。

バードは33試合で11ホールドを記録。ネバラスカスは1試合登板にとどまり、来日2年目のスコットは登板機会がなかった

【野手】
○クロン
42試合130打数30安打6本塁打16打点 .231
○メヒア
18試合37打数8安打0本塁打0打点 打率.216

大砲候補として期待されたクロンだが42試合出場で6本塁打と期待外れ。6月14日に出場選手登録を抹消され、以降は1軍に戻ることがなかった。メヒアも18試合出場に終わった。

バード、スコット、ネバラスカス、クロン、メヒアの5選手が今季限りで退団。既に右腕ドリュー・アンダーソン投手、左腕ニック・ターリー投手、今季3Aで32本塁打のライアン・マクブルーム内野手の加入が決定している。(Full-Count編集部)

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