女性の不安、寄り添い支援 五島に窓口「らしさLabo」開設

「らしさLabo」相談員の(前列左から)相川さん、尾崎さん(後列左から)芳澤さん、佐藤さん=五島市、knit

 夫婦問題などでの孤立や職場での解雇などコロナ禍による不安や悩みを抱えた女性を支援する窓口「らしさLabo(ラボ)」が12月から来年3月中旬まで、長崎県五島市中央町のコワーキングスペース「knit(ニット)」内に開設される。相談員が常駐して利用者に応じ、専門機関への橋渡しなどを担う。
 市が地域女性活躍推進事業として運営先を公募。子どもを育てる母親の起業などを支援している任意団体「上弦の月」が受託した。
 相談員は上弦の月の尾崎まどかさん(34)と相川直子さん(37)に加え、「ヒトミシリ相談所」を開設し自己表現サポートなどに取り組んでいる芳澤瞳さん(43)、自分らしく生きる大切さを動画投稿サイトで発信し「佐藤ばびぶべ」の通称で活動している佐藤康剛さん(41)=いずれも同市=の4人。
 利用時間は平日午前9時~午後4時、常時1~2人が無料で相談に応じる。秘密厳守。内容に応じて子育てや雇用、経済関連など各機関につなぐ。二次離島などへの出張相談もするほか、専門講師によるセミナーやワークショップを開く。相談員は「寄り添いながらサポートしたい。1人で悩まず、まずは気軽に相談に来てほしい」と話している。
 問い合わせはらしさLabo(電080.7710.5016)

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