自身7度目となるバロンドール受賞に輝いたリオネル・メッシ。
だが、ロベルト・レヴァンドフスキに授与すべきだったという声も少なくない。
そうしたなか、インテルなどでプレーした元アルゼンチン代表エステバン・カンビアッソの発言が話題になっている。先月25日に『Sky』でこんな話をしていたそう。
エステバン・カンビアッソ
「2010年以降、自分はこういう個人賞を信じることを完全にやめたよ。
その日、ミリートがノミネートの30人から外れていることに気付いた。5人でも10人でもなくね(30人にすら入らなかった)。
こういう賞はもはや何も理解できないと私は言ったんだ」
2009-10シーズンのインテルはチャンピオンズリーグを含めた3冠を達成。得点源だったエースFWディエゴ・ミリートはCL決勝バイエルン戦で2ゴールを叩き出すなど大活躍した。だが、彼は2010年のバロンドール候補にノミネートすらされず。
この年のバロンドールはメッシが受賞しており、2位はアンドレス・イニエスタ、3位はチャビ・エルナンデスという投票結果。
インテル選手ではヴェスリー・スナイデルが4位、サミュエル・エトーが12位、マイコンが17位、ジュリオ・セーザルが19位だった。
ちなみに、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督も「(サッカーでの)個人賞には相当に大きな疑問がある。サッカーは非常に複雑で、運がかなり関係するし、チームの尽力もあるからね。どんな選手でも試合をひとりで勝たせることはできない。それは不可能だ」という見解を口にしている。