パラティチ氏がユベントス汚職疑惑の調査対象に ロメロ獲得時に不正取引か

 トッテナム・ホットスパーのフットボール・マネージング・ディレクターを務めるファビオ・パラティチ氏は、ユベントスの汚職容疑の調査対象に挙げられている。

ユベントスが選手移籍で不正取引か アニェッリ会長ら上層部が捜査対象に

 イタリア『Sky』によるとパラティチはユーベでフットボールディレクターに就いていた2020年に、クリスティアン・ロメロのアタランタへの2年間レンタルで不正取引の疑惑が浮上。アタランタは今夏1600万ユーロ(約21億円)の買い取りオプションを発動し、直後にパラティチがSDに就任したトッテナムに5500万ユーロ(約68億円)の買い取り義務付きレンタルで加入した。

 ユーベは2019年から2021年の間に行われた「様々な移籍業務」に関して虚偽報告や架空取引の請求書を発行した疑いがあるとし、財務警備隊(税務警察)及びイタリア国家証券委員会(CONSOB)が捜査。パラティチ後任のフェデリコ・ケルビーニは先週末に9時間にわたって取り調べを受け、マウリツィオ・アリバベーネCEOも29日に3時間を費やし証拠確認を行った。他にも、パラティチを含めたユーベ上層部が汚職容疑の調査を受けている。

パラティチがユベントス汚職容疑の調査対象に Photo Alessandro Sabattini

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