日本国内線の航空輸送量、2022年第1四半期にもほぼコロナ前水準に Cirium調査

航空調査会社のCirium(シリウム)は、日本国内線の輸送量が、2022年第1四半期にもほぼコロナ前の水準に回復することを予測している。「航空サービスの利用に関する意識調査レポート2021」で明らかにした。

現在の国内線の輸送量は2019年同期の54%の水準で、中国を除くアジア太平洋地域の国内線平均である49%を上回っている。2022年第1四半期には、同93%にまで回復する見通し。最も人気が高い目的地は札幌と沖縄で、次いで東京、福岡、大阪の順だった。

国際線は半数近くの回答者が、海外への渡航が許可され次第計画すると答えた。海外の人気の高い目的地はヨーロッパで、オーストラリア・ニュージーランド、東南アジアが続いている。

日本人は、新型コロナウイルスの潜在的に対し、引き続き警戒感を示している。意識調査では、回答者の80%が今後12か月以内に国内線を利用する意向があり、そのうち83%がレジャー目的で利用するとしている。特に利用意向が高いのは若年層だった。また、20%がワクチンの接種が十分にいきわたるまでフライトの予約はしない、半数近くが新型コロナウイルスの感染者数が減少することで旅行意欲が促されると回答した。

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