グループPSAジャパンは2021年11月25日(木)、コンパクトSUVのC3エアクロスSUVをマイナーチェンジして発売した。価格(税込)は293万5000円、新デザインの17インチアロイホイールなどの装備がつくパッケージオプション装着車が318万円。新色のボディカラーやデザインを変更し、オシャレな都市型SUVとしての存在感をさらに高めた一台に仕上がっている。
LEDヘッドライトなどを装備した新しいエクステリアデザイン
C3エアクロスSUVは2017年末に発売して以来、世界で約33万台が販売された。日本では2019年7月に登場し、「C5エアクロスSUV」に続くシトロエンブランドのSUVの第二弾として生まれた。ボディサイズは全長4160mm×全幅1765mm×全高1630mmと日本でも扱いやすいサイズが好評だ。
今回のマイナーチェンジでは、よりSUVらしいデザインの新しいフロントフェイスとLEDヘッドライトを採用。改良したC3と同様に、シトロエンのダブルシェブロンからサイドにV字状に伸びるクロームのラインは上がデイタイムライトへ下はLEDヘッドライトへつながっている。
グリルは内部ルーバーの縦方向のラインを強調を意匠とすることで、よりボンネットの存在を高め、SUVらしさを表現。フロントバンパー下部のスキッドプレートをイメージしたバンパーはより直線的なものとなっている。
リアデザインはこれまでのテイストを引き継ぎつつもリアクオーター部のベネチアンブラインド風の装飾を変更し、ブラックアウトしたルーフレールと相まって全体としてシックな雰囲気になっている。
カーキグレーやボルタイックブルー、ルージュペッパーの3色を新たに追加
また、新しいエクステリアカラーとしてグリーンがかったシックなカーキグレーと、彩度の高いボルタイックブルーとルージュペッパーをラインアップ。継続してグリプラチナムとブランバンキーズを含め、5色を展開する。
また、ドアミラーとフロントスキッドプレート部、リアクオーターパネルステッカーのアクセントカラーを持つカラーパックにはブラックとホワイトを用意した。
ブラックはブランバンキーズ、グリプラチナム、ルージュペッパーに設定、ホワイトはカーキグレー、ボルタイックブルーに設定される。
ブラックはリアクオーターガラスに施したストライプ模様は外側から見ると鏡面仕上げ、室内からほぼクリアな視界を得ることができる特別なコーティングとなっている。後席に乗る人も明るい室内空間と移動中の景色を楽しむことができる。
また、グレード体系をSHINEに統一し、グリップコントロールなどを含むパッケージオプションを設定する。
インテリアではシート生地を厚くし身体とシートのあたりを改善
インテリアはC5エアクロスSUVや新型C3に続くアドバンスとコンフォートシートを採用。シート生地裏を従来の2mmから15mmに増やしたことでふんわりとした柔らかさを表現し、身体とシートのあたり感を改善している。
また、インストルメントパネルにシート生地と同じ杢グレーのファブリックを貼り込み、シートと統一された温かみのあるインテリアを用意。よりシックでモダンなインテリアとなっている。
さらにパーキングブレーキ形状を変更し、2つのカップホルダーを新たに設けた。
荷室はクラス最大級となる520Lのラゲッジルームを用意し、ラゲッジ下のフロアボードは2段階で約12cmの高さ調整が可能で、リアシートを全て倒せば1289Lの最大容量が生まれる。SUVでありながらコンパクトミニバンユーザーでも満足できるほどのユーティリティを持ち合わせる。
24万5000円追加で購入できるパッケージオプションも用意
グレード展開は1つだが、通常モデルに24万5000円追加となるパッケージオプションには、新デザインの17インチアロイホイール、ヒルディセントコントロール付きのグリップコントロール、スノーフレークマーク付きマッド&スノータイヤ、パノラミックサンルーフ、LEDのフロント&リアシーリングランプ、HiFiスピーカーをセットする。
【筆者:MOTA編集部】