イチロー氏が「高校に現れ、柵越えを放った」 2年連続の高校生指導が米国でも話題に

国学院久我山高の選手を指導するイチロー氏【写真:代表撮影】

MLB公式「走塁、盗塁のコツを実演指導した」

イチロー氏は11月29日に国学院久我山高(東京都杉並区)を訪れ、野球部員82人を指導した。MLB公式サイトも日米のレジェンドが高校を訪問したことに注目。実演を交えて精力的にアドバイスを送った様子を伝えている。

MLB公式は「イチローが高校に現れ、柵越えを放った」との見出しで詳報。「マリナーズの会長付き特別アドバイザー兼インストラクターを務めているこの世界最高の打者は、多くの引退した選手とは異なり、フィールドに頻繁に顔を出し、打撃投手やブルペン捕手を務めている。彼はどうやらこのゲーム(野球)をいくらやっても足りないようだ」と評し、指導の模様を伝えた。

野球部員からの手紙にイチロー氏が感激して訪問に至ったこと、実際に打撃を披露して柵越えを放ったこと、選手がそれを嬉しそうに見ていたことなどに言及した上で「しかし、イチローはそれで終わりではなかった」と指摘。「(メジャー通算)509盗塁を記録し、おそらくMLBのキャリアで他の誰よりも内野ゴロを安打に変えた男は走塁、盗塁のコツを実演指導した」とリポートしている。

さらに、イチロー氏が他に2校を訪問する予定であることにも言及。「もしあなたが十分に情熱的な手紙を書けば、彼はあなたのところにも来てくれるかもしれないよ」としている。(Full-Count編集部)

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