にぎわいと消費喚起 勝ちどきで、いざ始動 日本酒、食事、お土産 上越妙高駅周辺事業協同組合 来年1月16日までキャンペーン 

 上越妙高駅周辺に立地する52事業所でつくる「上越妙高駅周辺事業協同組合」(理事長・飛田尚文飛田観光開発社長)は、同駅周辺店舗で「日本酒と食事とお土産を楽しむキャンペーン」を展開する。期間は来年1月16日まで。

 コロナ禍で落ち込む同駅周辺のにぎわい回復や地酒の消費喚起を目的に企画。県の「消費喚起・需要拡大プロジェクト」応援事業として実施する。

キャンペーン成功を祈願し勝ちどきを上げる出席者

 期間中は参加17店舗での飲食や買い物時にクーポン券持参で300円の割り引きが受けられる他、上越地域で初導入となる試飲機を使い、地酒の飲み比べが無料でできる。

 同組合は、クーポン券と無料券が付いたパンフレットを5000枚作製。3000枚を駅周辺地域に配布した他、参加店や同駅観光案内所に置いている。

 1日、同駅西口の複合商業施設「エンジョイプラザ」内の土産物店「寄ってかんかね」でオープニングセレモニーが開かれた。同駅駅長、周辺ホテル支配人、組合役員らが出席し、出陣儀式「武禘(ぶてい)式」の保存活動を行う「春日山一義会」と共にキャンペーンの成功を願い、勝ちどきを上げた。

 徒歩で来店した同市大和5の50代夫婦は早速、試飲機で飲み比べを楽しんだ。「人を介さず手軽に試飲できていい。クーポン券はお店に足を運ぶきっかけになる。年末に帰省する子どもたちを連れて、また来たい」と笑顔で話した。

好みの銘柄を選んで飲み比べができる試飲機を導入(寄ってかんかね内)

 飛田理事長は「キャンペーンによる駅周辺のにぎわい回復に期待したい。試飲機の導入で上越地域の地酒の良さを広め、消費喚起につなげたい」と願った。

 参加店舗は次の通り。

 (1)寄ってかんかね(2)御母家(3)ブーランジェM(4)大戸屋ごはん処(5)SOBA妙高(6)魚民(7)コメダ珈琲店(8)尊美(9)酉かつ(10)雪の香テラス(11)桜花軒(12)Ryu(13)麺屋風花(14)山﨑屋(15)さくら百嘉店(16)7つのおもてなし(17)かまた丸

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