中国は本当に民主国家なのか?NZジャーナリストが解説―中国メディア

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中国在住約10年のニュージーランド人ジャーナリスト、アンディ・ボアハム氏はこのほど、上海の英字紙シャンハイデーリーへの寄稿で、「中国式民主主義」について論じた。中国のニュースサイトの観察者網がその内容を要約して次のように伝えている。

中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は11月16日、バイデン米大統領とのオンライン会談で、民主主義について「オーダーメードの製品ではなく、全世界が一つのモデル、一つの規格という訳ではない。ある国の民主主義が民主的であるかどうかは、その国の人民が評価・判断しなければならない。民主主義の実現形態が異なるから排斥するというのは、それ自体が非民主的な行為だ」と述べた。

習氏の発言を要約すると、中国には独自の民主主義の形態があり、民主主義とは多種多様なもので、他の国、例えば米国はそうした多様な民主主義を尊重すべきであり、自らの民主主義の形態を堅持することが正しい、ということになる。

人民が選挙で国家主席を選べない国が民主的と言えるのか。多くの人が疑問に思うだろう。

各国政府の民主主義に対する解釈はさまざまだ。だが、多くの西洋人にとって、民主主義とは「大統領を選ぶ権力を有すること」だけを意味する。それ故、本能的に、中国が民主的な国であると受け入れるのを拒み、深く掘り下げることをしない。

ニュージーランドを含むほとんどの西側諸国は「代議制民主主義」で、有権者は好きな政党を選べるが、その国のリーダーを投票で直接的に選ぶことはできない。誰が党内でリーダーとなり、そしてその党が総選挙で勝利した際に国のリーダーとなるかは、公の領域の外で決まる。数年ごとの総選挙での投票は別として、すべての個人が政務上の問題を投票で決めることはほぼ不可能だ。

中国式民主主義は代議制と選挙という側面が特徴的だが、中国で実践されている民主制度は「全過程の民主」または「協商民主」と呼ばれる。「中国の特色ある民主主義」と呼べば分かりやすい。

中国式民主主義の4つの特徴的な制度は、「人民代表大会」「多党協力」「民族区域自治」「基層群衆性自治」だ。

中国の末端自治区である郷・鎮で行われる選挙の投票率は全国的に90%以上で、ほとんどの西側の民主主義国を大きく上回っている。

民主主義には正しい方法も間違った方法もない。人民に奉仕するために設計され、人民の特別な需要に基づくものであれば、それが正しい制度だ。

現在の中国の民主主義の形態は、1980年代以降、継続的に変化・調整されてきたものであり、今後も中国の発展に適した速度で進化し続けるだろう。(翻訳・編集/柳川)