コロナ患者は在宅治療、同居人も隔離…韓国政府の方針に批判続出「事実上放置」「K-防疫は完敗」

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2021年12月1日、韓国・アジア経済によると、韓国政府は最近、新型コロナウイルス感染者の在宅治療を基本原則とする方針を発表した。

韓国政府はこれまで、70歳未満の無症状・軽症の感染者のうち同意した患者のみを対象に在宅治療を行っていたが、最近感染者が連日過去最多を記録し病床不足問題が深刻化したため、在宅治療を原則とすることを決めた。これにより、入院治療を受けられるのは特別な要因がある場合や、住居環境が感染に脆弱(ぜいじゃく)である場合、保護者のいない児童・障害者・70代以上の高齢者に限られる。

在宅治療者は、提供される酸素飽和度測定器、体温計、解熱剤などが入ったキットを使用して毎日自身の健康状態を確認する。医療従事者は午前と午後の2回にわたりモニタリングを行い、薬の処方などを行うという。

この方針に対し、市民の間では批判の声が高まっているという。ある20代会社員は「家族内で感染者が1人でも出たらその家族はみんなコロナに感染することになる」と指摘し、「政府の対応はとても不十分。コロナ規制を緩和すれば感染者が急増すると分かっていたのに、病床を確保していなかった。これならまた規制を強化したほうがましだ」と批判した。また「韓国はマンションが多いが、隣人が感染したときや、感染者がエレベーターを利用したときはどうすればいいのか」と不安を訴えたという。

韓国政府の方針によると、在宅治療者が共用空間に出るのは「違反行為」となる。ただし検査や診療を受ける場合は外出が可能。当局は外出する在宅治療者にマスクやフェイスシールド、使い捨て手袋、防水ガウンを着用するよう求めているというが、実効性については疑問の声が上がっているという。

一部では、在宅治療者と同居する家族の外出が制限されることに対する批判の声も出ている。在宅治療者は感染が確認された、もしくは症状が現れた後10日間、在宅治療を受けるが、同期間は同居家族も隔離される。また、在宅治療者は10日間の治療を受け、検査で陰性となれば隔離が解除されるが、同居人はワクチン接種を終えていない場合、濃厚接触者とみなされ、さらに10日間隔離されるという。

ネット上にも「無責任すぎる。これは事実上の放置だ」「ワクチンを打ったら感染しないわけでもないのに未接種者だけ20日も隔離されるなんておかしい。20日も出勤できず会社で居場所がなくなったら責任をとってくれるのか」「治療を受けられない怖さが一番大きい。救急車を呼んでも受け入れてくれる病院はないし、公務員に連絡してもちゃんとした回答は得られない。規制を緩和する時『病床は十分だ』と言っていなかった?。なのに責任をとる公務員は1人もいないの?」「K-防疫をあんなに誇っていたのに、結局は在宅治療か」「結局、K-防疫はコロナに完敗だ」など批判や不安の声が数多く寄せられている。(翻訳・編集/堂本)