都民ファごとブッ潰した「木下富美子」の破壊力 ボーナス〝先回り〟寄付でダメ押し

先日の会見では舌打ちも飛び出した(東スポWeb)

無免許運転で在宅起訴され議員辞職していた木下富美子前都議が1日までにボーナス約120万円の全額を寄付すると表明した。一方で地域政党「自由を守る会」は住民監査請求を提出。ボーナス支給差し止めを求めている。

木下氏は公式サイトで「12月支給予定の期末手当(ボーナス)の全額寄付につきましてご報告いたします」とコメントを掲載した。また、木下氏は先月22日の辞職会見で11月分の議員報酬について受け取るかどうか検討するとの見解を示していたが、11月分の報酬も寄付すると表明した。

監査請求では都議会を欠席していた間に木下氏へ支払われた議員報酬約300万円の返還や今月10日に支給されるボーナスの差し止めなどを求めている。今後、60日以内に結論が出るという。

木下氏の寄付表明について、同会代表の上田令子都議は「寄付したからチャラになるわけじゃない」と一蹴。幹事長の渡辺大三小金井市議も「姑息すぎないか」と渋い顔をした。

辞職しても話題の尽きない木下氏が残したダメージは大きい。特に公認した都民ファーストの会の評判は下がりまくりだ。木下氏の除名決議を求めて署名活動をしたことのある板橋区民は「私たちの仲間の中には先の選挙で木下氏に投票した人もいます。小池百合子都知事のファンだという人もいました。しかし、4年後の都議選で木下氏の代わりに出てくる都民ファの候補に投票するかというと分からない」と指摘。「都民ファには気を付けろ」という空気感があるという。

都民ファ関係者は「党から除名したとはいえ、木下氏が都議として居座れば居座るほど党の評判を下げていた」とガックリ。有権者の木下アレルギーはすさまじく、信頼回復は並大抵のことではない。

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