堤真一が「潜水艦カッペリーニ号の冒険」で二宮和也と初共演

堤真一が、フジテレビ系で2022年1月3日放送の新春スペシャルドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」(午後9:00)に出演することが分かった。

本作は、第2次世界大戦を舞台に、運命的な出会いを果たす厳格な日本海軍軍人と陽気なイタリア人たちの国境を超えた友情と恋の物語。主人公の日本海軍少佐・速水洋平を二宮、その妹で小学校教員・速水早季子を有村架純が演じる。メガホンを取るのは「ホイチョイ・プロダクションズ」の馬場康夫氏。馬場氏が「一気に引き込まれた」という実話に着想を得て、数々のヒットCMを世に放つトップクリエーターの澤本嘉光氏が脚本を執筆。構想から25年の時を経て、このたび、CG技術を駆使した壮大なスケールで映像化が実現する。

堤が演じるのは、速水の上官である大佐・廣田正。超堅物な速水と違い、お気楽な雰囲気をまとうが、俯瞰(ふかん)で物事を捉える冷静さと、的確な判断力を兼ね備え、部下の扱いには長けている。速水のお堅い性格をうまく諭しながら、カッペリーニ号あらため、帝国海軍伊号第五〇三潜水艦の艦長に速水を抜てきし、帝国海軍のために働かせる。

堤は作品について、「実話をベースに作られたというところに驚きました。こういう話があると思わなかったので、興味深く、二宮さんが出演されるので“面白そうだなぁ”と思いました。台本を読んで、イタリア人との交流がもっと厳しいものかと思っていましたけど、友情的なやりとりや物語が多くて面白かったです」と印象を明かす。

そして、二宮との共演に関しては「プライベートでは会ったことがありましたが、作品での共演は初めましてで、“真面目に役と向き合っているなぁ”と思いました。すごく楽しく撮影もできました」と報告。初共演とは思えないほど息ぴったりの上司と部下を演じる2人の、クスッと笑えるコミカルなシーンに期待大だ。

さらに、同じく日本海軍で働く仲間として速水の部下である大尉・尾上克郎を音尾琢真、速水の同期の少佐・阿部虎太を今野浩喜が演じる。

音尾は「イタリア人役の出演者の皆さんが、普段からとても仲良さそうに、いつも楽しくワイワイとお話されている姿が印象的でした。いつも楽しそうな姿がうらやましくなるほどです」と撮影を振りつつ、「新年早々に放送されるドラマということで、1年を前向きに過ごせる作品という感じがいたしました。二宮さんとお仕事をさせてもらえるのもうれしかったです。事実を題材にした戦争の最中の話ではありますが、どんな時でも希望を持って過ごすことは人間の持っている当然の権利であると感じました。幸せな気持ちになれるストーリーだと思います」と喜びとともい、作品の魅力を紹介。

台本を読んだ時、「“うん?(戦争作品だけど)これはコメディーでいいのかな?”と思いました」という今野は、「セリフの言い回し、キャラクターへの解釈が合っているのか不安でしたが、実際に撮影が始まってみると、伸び伸びとやれたと思います。放送日が年始に決まったと聞いて、確かにお正月に合っているドラマだと思いました。家族で見ても、急に気まずくなるようなシーンもなかったはずです。なので、そこにいる全員で見てください」と呼び掛けている。

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