辞任の日大・田中元理事長〝返り咲き〟の可能性 八代氏「自分は戻ってくるとニオわせている」

田中英寿容疑者(日大HPから)

2日放送のTBS系「ひるおび!」では脱税の疑いで逮捕された日本大学の田中英寿元理事長の問題を取り上げた。

田中元理事長は1日に行われた臨時理事会で、弁護士を通じて理事長辞任を申し出た。理事会では全員一致でこれを承認した。辞任の理由は「大学の危機を救う」「空白期間を作るべきではない」というもので、自らの罪は認めてはいない。

しかし、コメンテーターとして出演した大学ジャーナリスト・石渡嶺司氏は「理事会は辞任ではなく、理事長に説明をさせて、解任を決議すべきだった。これは理事長の意向通り辞任を認めたということ。これはまだ理事長返り咲きを狙っていると思う」と指摘した。

さらに弁護士の八代英輝氏も「全幹部に向けて自分は戻ってくる、ということをニオわせていると思う。もし実刑ではなく、保釈されて理事長に戻ったら、大学としてあり得ない。そうなったら反社会的勢力の“お努めご苦労さん”に見える」などと厳しく批判した。

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