軽石の被害受ける漁業者を支援したい 那覇青年会議所が募金活動

 沖縄県内各地の海岸や港に大量の軽石が漂着している問題で、那覇青年会議所は11月26日、名護市羽地と今帰仁村の漁業協同組合を支援しようと街頭募金を那覇市のぶんかテンブス館前広場で実施した。会場には今帰仁漁協協同組合が撮影した港の写真パネルや軽石を並べて展示した。

 同会議所は羽地と今帰仁の漁業組合を視察したほかヒアリングを実施し、募金による寄付を決めた。集まった約14万7700円は羽地と今帰仁の漁業協同組合に寄付する。

 募金をした今井忠海さん(43)は「大阪から出張で来た。ニュースなどで知っていたし、飛行機からも軽石が漂着しているのが見えた。何かできないかと思っていた」と話した。

 今帰仁漁業協同組合の玉城啓時組合長は「村も臨時会で災害復興事業の適用を決めたが、軽石の問題を多くの人に知ってもらいたい」と願った。那覇青年会議所の安本良太理事長は「今日の活動を機に支援の輪が広がってほしい」と話した。

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