渋野日向子の行動はやはり不可解? 全英女子Vで得た米ツアーメンバー権利放棄の過去で

にっこり笑顔の渋野日向子(東スポWeb)

女子ゴルフの渋野日向子(23=サントリー)は2日(日本時間3日)から米ツアー最終予選会に挑む。2週にわたって計8ラウンドを戦う最終予選会今週の舞台はアラバマ州モービルのマグノリアグローブ(クロッシングズC、フォールズC)だ。

いよいよ米ツアーメンバーをかけた戦いをスタートさせる中、現地で2019年「AIG全英女子オープン」優勝後に選択した〝進路〟を蒸し返された。米女子プロゴルフ協会(LPGA)が公式ホームページ(HP)の記事で「初めての海外メジャーで全英女子に優勝し、ゴルフ界を驚かせたが、その後、渋野がこの勝利によって手にした米ツアーメンバーになる権利を放棄したことでも、同様にゴルフ界を驚かせた」と指摘した。

はっきり言及していないものの、現地では優勝で得られたツアーメンバーの権利を放棄したのに、なぜ遠回りして最終予選会に参戦したのかが疑問視されているわけだ。もちろん渋野なりの理由がある。自分が納得する実力をつけてから、米ツアーに挑戦する意向だった。それだけに、1日にクロッシングズCで練習ラウンドを行った後、「全英に勝った後、ツアーメンバーに登録しなかったことは後悔していない」と言い切った。

そのためにも最終予選会を突破するしかない。晴れてツアーメンバーとなって、海外メジャー2勝という日本人初の快挙へ達成し、自身の選択が間違っていなかったことを証明したいところだ。

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