演歌歌手・北山たけしが2日、都内でにしん街道北上キャンペーンの出陣式を行った。
4月にリリースした最新シングル「風物語」が好調の北山。この楽曲の中でテーマになっているのが「にしん漁」だ。北山は「にしん漁に命を懸ける男性、浜で無事を祈る女性を歌っています。歌っていても男性女性を交互に歌っていて、一人デュエットみたいになっている。歌っていて楽しい曲」だという。
そのにしん漁が盛んな地域として北海道最南端の松前町から最北端の稚内市までの700キロの道が「にしん街道」と呼ばれる。本来なら新曲リリースと同時にキャンペーンを始める予定だったが、コロナの影響を受けてしまった。〝コロナ明け〟を待ち、「にしん街道」の北上キャンペーンをやっていこうというのだ。
北山は「師匠(北島三郎)の故郷でもある知内も通るので、どんどんキャンペーンに行って北海道のみなさんともっともっと身近になっていきたい」と意気込んだ。
また、先日亡くなった作詞家の喜多條忠氏について北山は「いつもダンディーな方だった」と語る。2015年にリリースしたシングル「かたくりの花」などの作品をもらっており、「いつもお会いすると『たけちゃん、元気で歌ってるかな』と声をかけていただいた。言葉は少ないけど、温かさと重みを感じた。すごくカッコいい先生だったと思います」としのんだ。