エルトン・ジョンの全英1位の最新アルバムに迫るドキュメンタリー公開

Elton John - Photo courtesy of EMI Records

エルトン・ジョン(Elton John)が豪華アーティストをゲストに迎え、今年10月にリリースしたコラボレーション・アルバム『The Lockdown Sessions』の制作過程に迫る新ドキュメンタリー番組『Elton John : Inside The Lockdown Session』がApple Musicで独占公開された。

<ドキュメンタリー番組『Elton John : Inside The Lockdown Session』>

全3話から成る同ドキュメンタリー番組は、コロナ禍のロックダウン中にエルトン・ジョンが、マイリー・サイラス、リナ・サワヤマ、スティーヴィー・ニックス、エディ・ヴェダーらと共に同アルバムを制作する過程を掘り下げている。先日、エルトン・ジョンは自身のツイッター上で、次のようなメッセージと共にこの作品の公開を発表した。

「サプライズ!ホリデイ・シーズンにあわせて、皆さまを‘Inside the Lockdown Sessions’へご案内します。最新作のコラボレーターたちと共にアルバムの制作過程を深く掘り下げているので是非観てください」

スティーヴィー・ワンダー、ヤング・サグ、ニッキー・ミナージュらとのコラボ曲を収録したエルトン・ジョンの最新作『The Lockdown Sessions』について、NMEは次のように評している

「全編を通して、何が起こるか予期できないスピン・ザ・ボトル・ゲームのような“The Lockdown Sessions”は、2021年のポスト・ジャンルであるSpotify世代にマッチしており、エルトンは自らの音楽の世界をさらに広げ続けている。ロケットマンはまだまだ軌道に乗っているのだ」

エルトン・ジョンは、先日NMEの特集コーナー“Big Read”に掲載されたインタビューの中で、アルバムの制作について次のように語っていた。

「決して作るつもりのないアルバムだったんです。“54年前みたいに再びセッション・ミュージシャンのようになれて、いい気分だな”と思いました。何の制約もありませんでしたし、他人の作品を演奏するのはとても楽しかったです。いろいろな種類の音楽があり、自分が好きな音楽やアーティストがいたので、自分の本領を発揮できました。まるで“バック・トゥ・ザ・フューチャー”のようでした。他人の作品に参加する時は、エゴを捨てて、彼らが望むものを提供しなければなりません。でも、その過程もまた楽しいものなんです」

今週12月3日、エルトン・ジョンは、エド・シーランとのクリスマス・デュエット曲「Merry Christmas」をリリースする予定で、同シングルが今年のクリスマス期間中にイギリス国内で売り上げた全収益は、エドが設立した慈善団体“Ed Sheeran Suffolk Music Foundation”に寄付されるという。

エルトン・ジョンとエド・シーランの「Merry Christmas」は、アデルの「Easy On Me」「Oh My God」「I Drink Wine」、ABBAの「Little Things」、ジョージ・エズラの「Come On Home For Christmas」などと並んで、イギリスの今年のクリスマス・ナンバーワン・ソングの有力候補のひとつとなっている。2021年のクリスマス・ナンバーワン・レースは、英国時間12月17日午前12時1分にスタートし、12月23日午後11時59分までに締め切られ、オフィシャル・クリスマス・シングル・チャートとアルバム・チャートのTOP100は、クリスマス・イヴの午後5時45分からOfficialCharts.comで発表される。

Written By Will Schube

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エルトン・ジョン『The Lockdown Sessions』
2021年10月22日発売

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