千歳の人気カフェ…靴脱いでくつろげる「人気メニューは甘じょっぱい鶏飯」

2021年7月16日にオープンした「ふふふcafe」。
北海道では珍しい鹿児島県奄美大島の郷土料理「鶏飯 けいはん」が食べられる人気のカフェです。

名前は知っていてもなかなか食べる機会がない「鶏飯」。今回の取材ではじめていただきましたが、さらさらと食べやすく、想像以上の美味しさ。やさしい出汁の味にほっこりします。

ますます寒くなるこれからの時期、こころも体も温まりそうです。

温もりと開放感のある店内

素敵な木造建築の「ふふふcafe」。扉を開けるとオーナーの小椋さんご夫妻が笑顔で迎えてくれました。

店内はシンプルですっきりとした作り。靴を脱いであがるスタイルです。やさしい色の木材が使われているので温もりがあり、居心地のいい雰囲気。椅子の形が全部ちがうのもユニークでおしゃれですね。

店内は広くありませんが、大きな窓があるので奥行きが感じられ開放感があります。
これからの季節、雪が積もった木々を眺めながら「鶏飯」を食べたり、コーヒーを飲んだり、心地よく過ごせそうです。

取材の日は小さな娘さんもいて、和やかムードでお話しすることができました。

どこか懐かしく、味わい深い「鶏飯」

カフェのメニューは
「奄美の鶏飯セット ドリンク付き 1,500円(税込)」
「こども鶏飯セット ドリンク付き 800円(税込)」
その他ドリンク類とデザートが2種類。

「鶏飯セット」には
チキン南蛮、青菜の胡麻和え(ホウレンソウ、豆苗、小松菜、)、豆乳豆腐の3品が付いてきます。

ごはんの上にのっているのは
鶏肉のささみ、たくあん、甘辛く煮込んだ干しシイタケ、錦糸卵、ネギと海苔。
その上に出汁をかけていただきます。

あっさりしているのにコクがある出汁は、3時間煮込んだ鶏ガラにカツオと日高昆布を加え味付けしているそう。

たくさん具材がのっているのでそれぞれの食感が楽しめ、はじめて食べたのになぜか懐かしさも感じるやさしい味。干しシイタケの甘辛さと出汁が混ざると、よりいっそう味わい深くなります。

鶏飯やデザートに使われている種子島産の粗糖(そとう)cafeで販売されています

種子島出身の奥様、清美さんがはじめて「鶏飯」を食べたのは給食だったそうです。給食にこんな美味しいものが出るなんて、うらやましいですね!

「ふふふcafe」ではたくあんを使っていますが、奄美大島ではミカンの皮やパパイヤの漬物をのせるところもあるそうですよ。

カフェをやるなら「鶏飯」を出そう

ご主人の出身は福島県の会津若松市。実家から送られてきた「みしらず柿」

元々カフェが好きだったという清美さん。自分でもカフェをやってみたいと思っていたそう。

「鶏飯」を出すことにした経緯をお聞きすると…
「バイトをしていたお友達が遊びに来たときに鶏飯を出したらけっこう評判がよくて。出汁をかけるのは珍しいですし。喜んでもらえたのもあって、カフェでは鶏飯をだそうかな、と」。

たしかにカフェで郷土料理が食べられるのは嬉しいですよね。清美さんにとって給食で食べていた「鶏飯」は馴染みのある味なので自然なことだったのかもしれません。

「鹿児島にいたときからカフェで働いていました。北海道にきてからもカフェでアルバイトしていたんですけど、自分でもやってみたいと思うようになったのは北海道に来たからかもしれないですね」と笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。

ふふふcafe
住所:千歳市新星2-1-1
営業時間:正午~午後4時
定休日:月、火、水
駐車場:あり
Instagram:@huhuhucafe

(上記の情報は記事作成時点でのものです。価格や最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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