どこか寂しげな蓮舫氏 「発信力、知名度は抜群」と泉新執行部入りを望む声上がるも沈黙キープ

蓮舫氏(左)は野田元首相と並んで新体制を見守った(東スポWeb)

立憲民主党の蓮舫氏(54)が2日に国会内で開かれた泉健太新執行部の発足に伴う衆参両院議員総会に出席した。

蓮舫氏は野田佳彦元首相の隣席に座り、泉氏が代表選で戦った西村智奈美幹事長ら3人を要職に配置した新執行部の誕生を見守った。

両院議員総会に枝野幸男前代表や福山哲郎前幹事長の姿がなく、蓮舫氏が寂しげな表情を浮かべる場面もあった。

党内では代表選の翌日(1日)、ワイドショーなどのテレビ番組が泉氏に関する話題を取り上げなかった状況に「やっぱり知名度が低いからか」と早くも落胆の声が上がっている。

「泉新執行部に迷惑をかけたくなくないのか、蓮舫氏らはマスコミの取材にも応じず、公の場で発言していないのが気がかり。前執行部の協力なくして、来年の参院選は戦えません」(若手議員)

泉氏は既に党執行役員の半数を女性議員にする意向を示している。この日の会見で「これまで(前執行部)を基本ベース(11人)にしたい」と明言しており、来週中に行われる新人事では5~6人が女性になるとみられる。

「低迷する党勢の立て直しに蓮舫氏の存在は不可欠です。発信力や知名度は抜群ですし、泉代表に(蓮舫氏の)起用を期待したいです」(同党議員秘書)

泉代表は挙党一致に導けるのか、注目が集まる。

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