DeNA9選手が契約更改 400万円増の柴田は筒香嘉智の自主トレに同行「生き様を学ぶ」

契約更改したDeNA・柴田竜拓、三上朋也、伊勢大夢、宮國椋丞(左上から時計回り)【写真:球団提供】

DeNA9選手が契約更改、伊勢は600万円増で2700万円、宮國は現状維持

DeNAは2日、横浜スタジアム内で9選手が契約を更改した。育成契約で3月に入団し、8月末に支配下登録されて3試合に登板した宮國椋丞投手は現状維持の840万円でサイン。400万円増の5900万円でサインした柴田竜拓内野手はパイレーツ残留が決まった筒香嘉智外野手の自主トレに同行することを明かし、「生き様を学びたい」と語った。

○伊勢大夢投手(2100万円→2700万円)
2年目の今季は39試合登板で0勝1敗6ホールド、防御率2.80をマーク。セーブシチュエーションでの登板も経験した。「野球をなめていた。抑えはこんなに難しいのかと実感した」と振り返り、「目標を持ってやらないとリリーバーとして落ちていく。常に(高い)ポジションを狙っていきたい」と、来季は勝ちパターンでの登板に意欲を示した。

○宮國椋丞投手(840万円→840万円)
昨オフに巨人を自由契約になり、育成契約で3月にDeNAに入団。8月30日に支配下登録され、3試合1勝1敗、防御率6.19の成績を残した。「大変な1年だったので幸せな気持ち。この1年は自分にとって財産。貴重な体験をさせていただいた」と語った。

○櫻井周斗投手(700万円→1250万円)
入団4年面で自己最多の30試合に登板、0勝1敗1ホールド、防御率3.07だった。「6月から最後まで1軍に帯同して中継ぎや回跨ぎ、ワンポイントなどをやらせてもらった」と振り返り、「目指すのは勝ちパターンの登板。その前にチーム内の競争に勝ちたい」と意気込んだ。

○平田真吾投手
8年目の今季は38試合に登板して2勝0敗3セーブ、1ホールド、防4.10だった。32歳右腕は「前半はピリッとせず迷惑をかけた。評価できるところはないです。身体のケアを一番にして万全の状態でシーズンに入れるようにしたい」と語った。先月4日に右肘のクリーニング手術を受けたが「すごく順調です」と語った。

○三上朋也投手
8年目の今季は40試合登板で2勝1敗3ホールド、防御率3.86。過去2年の6、10試合から大きく登板数を増やしたが「中継ぎにとって登板数は貢献度の指標。40試合は少ない。60試合前後は一つの目標になると思っている」と貪欲に語った。

70%増の山本「打率と出塁率を」、120万円増の細川「来年は勝負」

○柴田竜拓内野手(5500万円→5900万円)
6年目の今季は85試合出場で打率.234、2本塁打、15打点。「怪我があってそれを言い訳にした面もあった。自分自身に勝てないシーズンだった」と振り返った。オフは今年もパイレーツ・筒香嘉智外野手の自主トレに同行する予定。「技術だけでなく、人として芯の強さをつくりたい。筒香さんは今年すごく濃い1年だったと思うので、人としての強さ、生き様を学んで自分のものにできるようにしたい」と意気込んだ。

○山下幸輝内野手(1050万円→1380万円)
7年目の今季は46試合に出場して打率.200(50打数10安打)0本塁打、4打点。ムードメーカーとしてチームを盛り上げ、「野球の結果は評価できないが、ベンチワークは評価できるかなと思っています」と振り返った。

○山本祐大捕手(600万円→1000万円)
4年目の23歳は自己最多の51試合に出場。打率.131(99打数13安打)1本塁打4打点だった。「守備はそれなりでしたが、なんとか打線になれるように。打率と出塁率を上げて、何とか塁に出て打順の巡りをよくできるようにしたい」と語った。自主トレでは今年も阪神・梅野らと行う予定で「精神面や技術面、いろいろな話を聞いて行動に移せるようにしたい」と語った。

○細川成也外野手(880万円→1000万円)
5年目の今季は自己最多37試合出場も、打率.154、0本塁打1打点と持ち前の打力は影を潜めた。「1軍にいる日数は一番多かったが悔しいシーズン。来年は勝負の年。ホームランを数多く打てたらいい」と巻き返しを誓った。(Full-Count編集部)

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