aprの30号車プリウスPHV GTはスーパーGT第8戦富士がラストレース。2022年は「新型車両」に

 12月2日、スーパーGT GT300クラスに参戦するaprは、2台をエントリーしているTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTのスーパーGT第8戦富士のレースレポートをメディアに公開したが、このなかで、今季永井宏明/織戸学のコンビで活躍した30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTにとって、第8戦富士がプリウスPHV GTでのラストレースとなったことが触れられている。

 aprは、それまで31号車のみだったプリウスを2016年から1台増やし、30号車、31号車と2台のプリウスGT/プリウスPHV GTでGT300クラスに挑んできた。2021年も永井/織戸のコンビで速さをみせ、第4戦もてぎでは8位、そして永井の地元レースとなる第3戦鈴鹿では6位入賞を果たし、混戦のGT300で着実な結果を残した。

 そんな30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは、11月27〜28日に開催された第8戦富士を16位で終えたが、このレースレポートのなかで、aprから30号車が2022年から新型車両に改められることが公式に触れられた。そのため、30号車にとっては第8戦富士がラストレースとなった。

 なお、この文面については31号車のレースレポートには触れられておらず、またレポートの書き方から30号車のみが新型車両になることが推測される。これまでもさまざまな噂が挙がってきたaprの2022年参戦車両だが、現在のパドックでの噂と今回のレポートを参考にすると、30号車は新型車両、そして31号車はプリウスPHV GTで参戦することになりそう。

 この新型車両については、3台が生産されるのではないかという噂もある。2022年注目のマシンの一台なのは間違いないだろう。詳細は2022年1月には明らかになりそうだ。

2021 スーパーGT第8戦富士 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT

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