ユベントスの不正疑惑問題でC・ロナウドも検察当局からの事情聴取か

古巣の不正疑惑がC・ロナウドに飛び火?(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)が、昨季までプレーしていたイタリア1部ユベントスの不正取引疑惑に関連して当局から事情聴取を受ける可能性が出てきた。

ユベントスは過去3年におよぶ選手の獲得と売却の費用や予算編成などなどで文書の改ざんがあった疑いで11月26日にイタリア市検察庁から捜査を受け、オフィスから大量の証拠文書が押収されている。不正が明らかになれば「勝ち点の剥奪や2部降格の可能性もある」と各メディアで報じられている。

そんな中、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、2018年からユベントスに所属していたC・ロナウドに関連し「(新型コロナウイルスの)パンデミック期間中の給与遅延にかんする合意か、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍を奨励するための退職金か」と指摘し「理論的に存在してはならない文書があり、それはまだ見つかっていない。検察はC・ロナウドを呼ぶことができる。それがクラブの予算にどう反映されたのかを理解する必要がある」と報じている。

C・ロナウドは2日(日本時間3日)に日本代表DF冨安健洋(23)がフル出場したアーセナル戦で2得点を決め、キャリア通算801ゴール目を記録。チームも3―2で勝利したが、ユベントスの不正疑惑への捜査協力とは言え、思わぬ騒動に巻き込まれそうだ。

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