真空ジェシカ、モグライダー、ロングコートダディ、もも、ランジャタイが初の「M-1」決勝進出

今年の漫才の頂点を争う「M-1グランプリ2021」準決勝が、東京都内で行われた。激戦を勝ち抜き決勝へ駒を進めたのは、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイの9組。この9組に、準決勝敗退者で競われる敗者復活戦で勝ち抜いた1組を加えた計10組でファイナルが行われる。

ハライチ、見取り図、アルコ&ピース、東京ホテイソン、ニューヨークら実力者たちがひしめく26組で争われた準決勝だったが、真空ジェシカ、モグライダー、ロングコートダディ、もも、ランジャタイの5組が初の決勝進出を果たし、若手の台頭を印象づけた。インディアンスは2年ぶり、ゆにばーすは3年ぶりの決勝戦、オズワルドは3年連続の決勝進出、錦鯉は2年連続でのファイナリストとなった。

初の決勝進出者が5組もいるからか、記者会見はやや緊張感のあるムードに包まれた。それでもこの場からすでに決勝が始まっているかのように、それぞれの個性を強くアピール。大会おなじみの「優勝賞金1000万円を手にしたらどんなことに使いたいか?」という質問に、インディアンス・田渕章裕は「小銭に全部両替して量を増やしたい」、モグライダー・芝大輔は「家庭があるので全部自分のために使います」、ともしげは「親とかにもあげたい」、ロングコートダディ・兎は「船を買いたい」、堂前透は「小さな喫茶店をやりたい」と回答。

錦鯉・長谷川雅紀は「クロムハーツを買いたい」、渡辺隆は「大きなトラを飼って全国を回りたい」、ランジャタイ・国崎和也は「僕もクロムハーツを買いたい」、伊藤幸司は「優勝パレードをしたい」、もも・まもる。は「将来のために全部貯金します」、せめる。は「4人いるお父さんのうちお世話になってる2人だけに分けたい」とそれぞれのボケを展開。

オズワルド・伊藤俊介は「お世話になってる(ぼんち)おさむ師匠に絶対にあげます」、畠中悠は「同じ車を10台買いたい」、ゆにばーす・川瀬名人は「去年の『マヂラブ(マヂカルラブリー)は漫才か』論争で悪口を言ってた人を全員ライブに呼んで徹底討論したい」、はらは「下ネタで笑う世の中になるための研究費用」、真空ジェシカ・ガクは「ローラーブレードを買います」、川北茂澄は「小さいトラをたくさん飼いたい」と、ただの大喜利状態に。

この9組プラス、敗者復活1組で争われる「M-1グランプリ2021」決勝は、12月19日(午後6:34)にテレビ朝日系で生放送。審査員は昨年と同じく、オール巨人、上沼恵美子、立川志らく、サンドウィッチマン・富澤たけし、中川家・礼二、ナイツ・塙宣之、ダウンタウン・松本人志という顔ぶれ。司会は今田耕司と上戸彩が務める。

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