DeNAの19歳・森敬斗 35%増で更改「大和さん、超えなければいけない壁」

オンラインで会見に応じるDeNA・森敬斗(東スポWeb)

DeNAの森敬斗内野手(19)が3日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、350万円増の年俸1350万円でサインした。

高卒2年目の今季は二軍スタート。7月10日に一軍昇格を果たし、自己最多となる44試合に出場した。打率は1割9分4厘に終わるもプロ初打点、初盗塁、初複数安打、初スタメン、初犠打を今季記録するなど大きなステップを踏んだ。

契約更改後の会見では「今年はなかなかうまく結果が出なかったことが多かった。できることもあったが、できないこと、うまくいかないことのほうが多くて自分の中でも悔しい思いもした。来年活躍できるようにしたい。しっかりチームを支えられるように頑張りたい」と言葉を選びながら振り返った。

19歳ながらもベイスターズの一軍で遊撃手の重職を任され、2021年シーズンを終えた。トップレベルの戦いを経験していることには「その一つのプレーの重み、責任、緊張感をゲームの中で感じられた。やっぱり緊張することが多くなった。他の人からすれば僕のプレッシャーなんてちっぽけなものかもしれない。でも、1つのプレーが一軍のチームの勝利にもつながる。やはり重いものがあると感じた」と述べ、あらためて表情を引き締めた。

来季の目標についても「開幕スタメンを取って1年間レギュラーとして頑張りたい。大和さんも(FA権を行使してチームに)残るということで、ショートというポジションを取るというところで、しっかりと超えていかなければいけない壁。意識をして負けないように頑張りたい」と力強く言い切った。

最後は昇給した年俸の使い道に関して問われると「時計を買いたいですね。社会人として」と笑顔を見せた〝ハマの若武者〟。甘いマスクとともに来季もさらなる大ブレイクが期待できそうだ。

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