中日・高橋宏斗が読書嫌い克服「無理やりでも1冊読んでみたらすごく良い感じ」

中日・高橋宏斗(東スポWeb)

中日・高橋宏斗投手(19)が3日、ナゴヤ球場での自主トレ後、読書に目覚めたことを明かした。

もともと漫画も含めて読書嫌いだったというが「(チーム内で)いろんな人が本を読んでいると聞いて、無理やりでも1冊何か読んでみたら、すごく良い感じだったので、この1年で4冊ぐらい読んだ」。最近、印象に残ったのは「エッセンシャル思考」だという。

今オフ一緒に自主トレを行う福谷の愛読書の一つで、読んだ感想について「自分の目標に対して、より少なく、より早く、その目標に近づけるために考えること。この情報は自分にとって必要なのか、必要ないのか、しっかり見極めて、それについて断ることもすごく大事。これやろう、あれやろうと、どっちつかずになっても良くない。断るのは勇気がいるが、そうしないと自分自身も成長できない。自分は人に流されやすくて、いろんなことをやろうとしてしまう癖があるので、そこを何とか変えたい。それを本から学ばさせてもらった」と力説した。

さらにシーズン中に松葉からも、菅野(巨人)や千賀(ソフトバンク)らが師事する鴻江寿治トレーナーの「うで体 あし体」に関する本を借りて読破。「けがをしたときにフォームで悩んでいて松葉さんといろいろ会話していて、自分がどういう体なのか知ってみたらどうかと勧められた。今のフォームにもその本が生きている」と感謝する。

高卒ドラフト1位で入団し、今季は一軍登板なし。来季の高橋宏は、本を読めば読むほど結果に結びつけるつもりだ。

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