流行語「ととのう」は焼き肉店で生まれた!?生みの親が語った誕生秘話

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「ユーキャン新語・流行語大賞2021」にノミネートされた「ととのう」。空前のブームとなっているサウナによる効果で「心身のバランスがとれた状態」を指すが、この言葉がいつ、どのようにして生まれたのか?RKBラジオ『櫻井浩二インサイト』に出演したプロサウナー・濡れ頭巾ちゃんに聞いた。

プロサウナ―・濡れ頭巾ちゃん

櫻井浩二アナウンサー(以下、櫻井):なんですかプロサウナーって?

濡れ頭巾ちゃん:勝手に名乗っているだけなんですけど「サウナに入って、風呂上がりの飯を食って飲んで」という生活ができたらいいな、ということで。

櫻井:それでお金を稼いでるわけではないんですよね?

濡れ頭巾ちゃん:多少、報酬をいただくことはあります。こうやって(メディアで)お喋りさせてもらったり、裸芸人というんでしょうか、お尻を出してちょっと小遣いをもらったりとか(笑)

櫻井:濡れ頭巾ちゃんが生みの親とされている「ととのう」というのはどういう意味?

濡れ頭巾ちゃん:サウナに入った方はよく分かると思いますが「(サウナの)気持ち良さを表現する言葉」というのが今までなかったんですね。「気持ちいい」とか「何かすっきりした」とかでは、サウナによる本当の快楽とか悦楽を表現できていません。

櫻井:「すっきりする」とか「さっぱりした」とかとも違う?

濡れ頭巾ちゃん:はい。言葉がなかったものですから、サウナ上がりにビールを飲んだり焼き肉を食べたりしながら「なにかいい言葉はないかな?」と仲間内で話をして、だったら作ろうじゃないかということで。

櫻井:「ととのう」が生まれたあと、どうやって広まっていったんですか?

濡れ頭巾ちゃん:はじめは、私のSNSなどで「○○のサウナでととのった」と書き込んでいただけなんですが。

櫻井:それはいつ頃から?

濡れ頭巾ちゃん:10年以上前ですね。1人で勝手につぶやいていたのですが、私のサウナ仲間でもある漫画家のタナカカツキ先生が『サ道』という漫画を描いていて、この作品の中に「ととのう」が取り上げられたんです。『サ道』はドラマ化もされたので、それでこのように広まっていったのではないでしょうか。

櫻井浩二インサイト

放送局:RKBラジオ

放送日時:毎週月曜~木曜 6時30分~9時00分

出演者:櫻井浩二、田中みずき

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