日韓関係改善 前向きに 新潟、研究者集いフォーラム

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日韓関係の在り方について研究者が意見を交わしたフォーラム=3日、新潟市中央区

 日韓関係改善の可能性を探る「韓日関係フォーラム」が3日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。両国の研究者によるパネルディスカッションが行われ、「歴史問題などに課題があるが、大きなレベルでは協力し合うべきだ」などと意見交換した。

 駐新潟韓国総領事館が主催し、オンライン視聴も含めて120人が参加。パネルディスカッションは早稲田大大学院の李鍾元(リージョンウォン)教授がコーディネーターを務め、東京大大学院の木宮正史教授ら4人が登壇した。

 登壇者は、国交正常化した1965年当時、両国には経済力などで大きな格差があったが、韓国が経済成長を果たしたと指摘。日本では、高齢者の一部に韓国に良い印象を持っていない人がいる一方、ドラマや大衆音楽(K-POP)の影響により韓国に好感を持つ若者が多いという認識を示した。

 元徴用工や元慰安婦などの歴史問題が関係の課題となる中でも、北朝鮮問題などへの対応には両国の連携が欠かせないとの意見が出た。木宮教授は「互いに譲れない部分もあるが、それが日韓関係の全てではない」と述べ、協調の在り方を考えていくべきだとした。

 来場した新潟市中央区の自営業男性(54)は「歴史問題が注目されるが、そればかりでなくもっと韓国について知りたいと感じた」と話した。