かわいがられる〝無銭飲食サギ〟

えさを催促するかのごとく周辺に飛来するアオサギ=長崎市出島町

 長崎市出島町の出島ワーフにある食事処「海鮮市場長崎港」で、野鳥のアオサギ2羽が魚の“ただ食い”を続けている。
 5年ほど前、同店の料理人、岩永一信さん(72)が、店前の岸壁で釣り上げたアジなどの魚を、寄ってきたサギに与えたのがきっかけ。その後サギはアジを占めた?のか、朝夕の食事時になると、えさを催促するかのごとく周辺に飛来。テラス席におねだりに入ってくることもある。

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 「たろう」「じろう」と2羽に名前を付けた岩永さん。声を掛けて招き寄せては釣った魚を与え、かわいがっている。こんな“無銭飲食サギ”なら毎日大歓迎といわんばかりだ。


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