凶悪な再侵略野望の発露 朝鮮外務省、日本の「敵基地攻撃能力」保有論を厳しく非難

朝鮮外務省は4日、「凶悪な再侵略野望の発露」と題する、同省チャ・ソンイル日本研究所所長の文をHPに載せ、日本の「敵基地攻撃能力」保有を厳しく非難した。

以下に全文を紹介する。

11月27日、日本の首相岸田が、朝霞駐屯地で開催された陸上「自衛隊」観閲式で、われわれの自衛的国防力強化措置を口実に「敵基地攻撃能力」の保有を含めた「防衛力」強化について云々した。

実に、一線を越えた盗人猛々しい主張と言わざるを得ない。

日本と言えば、朝鮮とアジア諸国を侵略し、血の海に沈めた侵略国家、戦犯国であり、わが国はその被害国である。

数百年前から朝鮮を侵略し、前世紀に武力で朝鮮を併呑したのも日本であり、40余年間も前代未聞の過酷な植民地統治を実施しながら、わが国の人的、物的資源を根こそぎ略奪して自主権と発展権を無慈悲に踏みにじった国もまさに日本である。

このような日本は、われわれの自主権行使を問題視する何らの資格も、名分もない。

日本のような敵対勢力が再びわが共和国の自主権と安全を侵害することができないように必要なだけ力を育てて自分を守るのはあまりにも自然で当然なことであり、誰も侵害することができない堂々とした権利である。

日本が騒いでいる「敵基地攻撃能力」保有とは、明らかに他の国に対する先制攻撃を目的とした侵略戦争教義だ。

日本は今、これを実践に移すために「防衛力」強化に没頭している。

歴史は先制攻撃が日本の常套的な戦争手法だったことをよく示している。

日本が朝鮮に対する独占的支配権のために行った清国、ロシアとの戦争やアジアと世界制覇を狙って挑発した9.18事変、7.7事変、真珠湾奇襲はすべて不意打ちの先制攻撃による侵略戦争だった。

首相岸田がわれわれの自衛的国防力強化措置を問題視しながら「敵基地攻撃能力」保有を含む「防衛力」強化について云々したのは、周辺国の脅威を騒ぎ立て、再侵略の野望を必ず実現しようとする凶悪な本心の表れである。

日本は敗亡の復讐のために再侵略野望を追求すればするほど地域の緊張を激化させ、自身の破滅を招くであろう。(朝鮮外務省チャ・ソンイル日本研究所所長)

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