五輪=女子アルペン勢、彭帥さん懸念しながら北京大会へ

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[レークルイーズ(カナダ・アルバータ州) 4日 ロイター] - 女子アルペンスキーのトップ選手たちは、女子テニスのダブルス元世界ランク1位の彭帥さん(中国)に対する中国の処遇に懸念を示しているが、来年の北京冬季五輪(2月4日開幕)には出場する予定という。

彭さんは11月、張高麗元副首相から性的関係を強要されたとのメッセージをSNSに投稿。以来3週間近く、公の場に姿を見せていない。この状況を世界中が心配しているが、元副首相も中国政府も彭さんの告発についてコメントしておらず、この話題は中国のネット上ではブロックされた状態となっている。

ワールドカップ(W杯)で通算16勝を誇るフェデリカ・ブリニョネ選手(イタリア)は、彭さんの状況を受けて北京冬季五輪の楽しみが失われてしまったと発言。「無事に見つかることを願っている」と述べた。

米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)は自身の考えや意見を自由に述べていいとしているが、米選手たちはコメントを控えている。北京五輪で5つのメダルを狙うミカエラ・シフリン選手(米国)は、レークルイーズでの今季滑降初戦で彭さんの状況について聞かれると頭を振り、「ごめんなさい。(五輪の後に)連絡して」と述べるにとどまった。

選手の大半は彭さんへのサポートを表明しているが、この問題はアスリートたちではなく、スポーツ連盟と政府が解決するべきと考えている。ラグンヒル・モビンケル選手(ノルウェー)は彭さんの問題を認識しているとしながらも、「選手たちがこの件に関わるのは困難」とし、北京五輪に参加することを判断したと明かした。