きょう（日）は、冬型の気圧配置が緩み、日本海側の天気は回復に向かい、雪や雨もやんでいる所が多くなっている。全国的に師走らしい寒さとなっているが、今週は寒気の流れ込みが弱く、気温は平年より高い所が多い見込み。
　冬型の気圧配置となる日が少なく、日本海側で晴れ間の出る日もあるが、週の前半は東日本を中心に雨が降りやすく、水曜日ごろは関東から東北の沿岸で雨や風が強まる可能性もある。

日本海側も天気回復へ　晴れる所も空気ひんやり

　けさにかけては日本海側で雪や雨が降り、北日本や、東日本の山沿いで積雪が一気に増えた所もある。この24時間で、青森県の酸ケ湯では52センチの雪が降り、午後2時現在、85センチの積雪となっている。また、北日本は市街地でも雪が降り、青森で16センチ、秋田で2センチの積雪を観測している。

　太平洋側は冬晴れとなっている所が多く、午後2時現在の気温は東京で11℃くらいと、日差しがあっても空気の冷たい一日となりそうだ。
　あす（月）の朝も冷え込みが強く、東京は3℃まで下がる予想。体を冷やさないように気をつけたい。
　また、雪や雨が降った所は、路面の凍結に注意が必要となる。

週の前半　東日本中心に雨

　今週は寒気の流れ込みが弱く、冬型の気圧配置となる日は少ない見通し。日本海側は比較的穏やかな天気で、晴れ間の出る日もありそうだ。
　週の前半は東日本を中心に湿った空気が流れ込みやすく、くもりや雨となる見込み。水曜日ごろは、関東や東北の太平洋側を中心に雨や風が強まるおそれがあるため、最新の予報に注意したい。

今週は気温高め　一日の気温差大きく

　今週は全国的に気温が平年より高くなる見込み。あすは北日本で最高気温が平年より5℃前後高く、札幌で8℃、秋田で11℃まで上がる予想となっている。雪が多く積もった地域は、なだれや屋根からの落雪が起きやすくなるため、注意が必要だ。

　西日本や東日本では日中の気温が15℃以上となる所が多くなる。晴れる日は朝晩と日中の気温差が大きくなるため、調節のしやすい服装を心がけたい。

（気象予報士・及川藍）