神山智洋、単独初主演舞台で意外な作品からヒント「メンバーに褒められたい」願望も

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舞台『LUNGS』の公開ゲネプロが5日に東京・東京グローブ座で行われ、神山智洋、奥村佳恵、谷賢一(演出)が取材に応じた。

同作は2011年の初演以降世界中で上演され続け、「現代戯曲の最高傑作」との呼び声も高い会話劇。2019年には作者ダンカン・マクミランがさらに戯曲をブラッシュアップし、ロンドンのオールドヴィック・シアターにて、マット・スミス、クレア・フォイというスターキャストにより上演され大きな話題を呼び、今回が日本初上演となる。「そろそろ子供をもつべきなのか」という若いカップルが直面する問いを発端に、リアルでシャープな言葉で、スピーディーに男女の会話が展開していく二人芝居となる。

すでに大阪公演を終え、東京グローブ座で5日〜23日の公演を予定している同作。100分の2人芝居、セットも時間経過などの表現もなしという作品に、神山は「どっちかの台詞が止まれば舞台が止まると、どきどきしながらやっていて。大阪で本番もやらせていただいて、稽古期間も合わせると2カ月以上かけて作り上げてきているので、反射的に台詞が出るくらいになっている」と自信を見せる。公演を終えるとプールに入ったくらい疲れるという奥村は「眠たくなるんですよ。プール入った後って眠くなるじゃないですか。本当に眠くなるんですよねえ」とぼやいていた。

初の単独主演となる神山は「責任感はあるんですけど、出演者も少ないし舞台もシンプルなので、カンパニーの人数も極端に少ない。基本的に関西人だし、元々ジャニーズWESTというにぎやかなところから僕が飛び出しているので、盛り上げるのは僕の使命的なところはあるのかなと感じます」と、現場の士気を高めている様子。

膨大な台詞量については、集中力を高めるために青の蛍光ペンで線を引くようになったということだが、その方法を教えてもらった奥村は「私も蛍光ペンで引いてたんですけど、途中でインクがなくなって、絶望しちゃいましたね」と苦笑する。2人の台詞が重なったまま話し続けるシーンもあり、神山は「そこは日本人とは違う感覚はありますよね。海外の方の作品を観ていたら、俳優さん同士が一緒にしゃべってるので、そういうイメージなのかなというのは、『ジュラシック・パーク』を見ていて思いました。台詞を覚えてる時期に金曜ロードショーでやってたので、『こういうことか!』って」と意外なところからヒントを得たようだった。

演出の谷は「まさか『ジュラシック・パーク』とは」と驚きつつも、神山について「現場にする気遣いがすごくある方だなと思うんです。気遣ってる感じを見せないで気遣ってくれているので、恩着せがましくない。あることについて『素晴らしいね』と言ったら、『そこは座長なので自分が引っ張らないと』と言っていて、当然のように努力して当然のように結果を出してくる。しっかりしなくちゃというところを出さずにやってるんだと思いました」と絶賛した。

ジャニーズWESTのメンバーの反応について聞かれた神山は「桐山(照史)はすごい楽しみにしてくれてて、早い段階で観に来てくれるはずなんですよね。小瀧(望)はドラマ主演をやるので、スケジュールの関係で大阪までわざわざ観に来てくれて、公演が終わったその日の夜中にメールで『やばい、しゃべり出したら止まらへん。興奮してる』みたいな内容が来たりとか。『今度、感想聞かせて』と言ったら、会った時に『素晴らしかった』と言ってくれた」と明かす。「メンバーに頑張ってる姿を見せたいというのもあるので。メンバーに褒められたいです」とはにかんでいた。

また2021年を表す1文字を聞かれると、「前」と答えた神山。「去年はこんなにフルキャパでエンタメをお届けできるのが難しかった、どんどん前に進んでいる、良い方向に向かってるんじゃないかなと感じています。ジャニーズWESTで言うと上半期はライブツアーをやらせていただいて、そこで全員がソロを披露したりいろいろ挑戦をやって、下半期はドラマとか舞台とかバラエティとか色んな方面で個々が活動させていただいて、走り抜けた7周年でした」と振り返り、「前進した1年ですね」とまとめる。取材会の終わりには、なぜか走って捌ける奥村&谷から取り残され、苦笑する姿も見せていた。