太田光、新型コロナワクチンについて「先進国の3回目よりも途上国に」

5日放送の『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)で、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、新型コロナウイルスのワクチン接種に関して、発展途上国にまわすことも重要だと話した。

番組では、「ニュースサンジャポ+PLUS」のコーナーで新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」についてのニュースを扱った。

この変異株に対し、政府は全世界を対象にした外国人の新規入国を停止しており、フィギュアスケートのグランプリファイナル大阪大会の中止やボクシングの村田諒太とゲンナジー・ゴロフキンによる王座統一戦が延期されるなど影響も出ている。

一部報道ではオミクロン株が従来の新型コロナよりも弱毒化しているのではないかという話もあるが、この話題に関して太田は「(仮に)弱毒化してるとはいえ、広げない方が良いっていうことは思う」と話した。

また、感染を広げないための対策のひとつとしてワクチン接種があるが太田は「やっぱりあれじゃないですかね~、WHOが散々言ってるけど、先進国の3回目よりも、途上国にまわすっていうことが」と発展途上国へのワクチン接種の必要性について語る。

ニュース解説者の中村尚登氏も「それは非常に大きいことだと思いますね。3回目、ブースター接種というのは年をとればとるほど抗体の数は減ってくるというのは、これは確かに分かっている訳ですよ。とはいったって抗体がゼロになるとか、全くなくなる訳ではないので、広がりやすい所がどうしても途上国っていうのはワクチン接種率が低いですから、そういうところに向けてというのは重要ですよね」と発展途上国で感染の拡大を抑えることも新型コロナの世界的な広がりを防ぐためには重要だとした。

さらに太田は「特に日本は今こうやって収まっている状態だから日本の政府もそのへんは考えてやって欲しいなって思いますけどね」と日本政府も考慮すべきことだと話したのだった。

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