強豪アトレティコ・マドリーを撃破する値千金の英雄ゴールを決めたマジョルカの久保建英。
後半アディショナルタイムに訪れた千載一遇のチャンスで、相手守護神ヤン・オブラクの股を抜く冷酷無比なシュートを決めてみせた。
オブラクはピッチを何度も殴りつけて悔しさを爆発させていたが、実は久保のほうもかなりプレッシャーを感じていたようだ。
試合後、久保は韓国人のチームメイトであるイ・ガンインに「ちびりそうだった」と告白していたのだ。
あの決定機を逸することを死ぬほど怯えており、もし失敗したら殺されると感じていたようだ。
劇的勝利の後の高揚感からくる軽口にも聞こえるが、絶対にミスはできないと思っていたのは確かだろう。それでも、あのシュートを決めるのはさすがというほかない。
マジョルカの監督は久保とイ・ガンインの共存は難しいと話しているが、ピッチ外での2人は仲良しのようだ。