韓国市民団体「独島記念館を世界10万カ所に建て日本の歪曲知らせる」「エッフェル塔や自由の女神像の横にも」

韓国の歴史系市民団体であるバンク(VANK)は、日本の「独島歪曲」に対抗して全世界に「仮独島展示館」10万個を建てるプロジェクトを展開すると5日明らかにした。

日本政府は6月、東京に竹島(独島)を紹介する「領土主権展示館」をオープンした。この展示館は日本の内閣官房所属領土主権対策企画調整室が運営する。

バンクはこれに対抗する意味で、メタバース(仮想世界)のスタートアップ企業であるイェガン・アイティ(代表パク・ビョンジェ)と共に誰もがスマートフォンを活用して自らの近場に独島展示館をオープンできるよう支援する。

イェガン・アイティは、3Dスキャン技術を活用して仮想デジタル世界で空間をデザインできるソリューションを開発している。

「仮想独島展示館」を立てたい人は、スマートフォンでホームページ(http://mydokdo.prkorea.com)のQRコードを撮れば、「仮想独島」を自身のスマートフォンにダウンロードすることができる。

続いてスマートフォンで特定の場所を撮った後に、「仮想独島」を読み込むと、特定の場所に「仮想独島」が建てたような演出ができる。

例えば、パリのエッフェル塔の写真を撮った後、「仮想独島」を呼び込むと、エッフェル塔のすぐ隣に「仮想独島」を立てたような姿を描くことができるというものだ。

ここにハッシュタグ「#dokdo_Korea」を入れてFacebookやインスタグラムなどソーシャルメディア(SNS)を通じて独島を世界に知らせる活動をすることを促している。

バンクは今回のプロジェクトを通じて韓国民誰もが「メタバースグローバル独島広報大使」になることを期待している。

バンクの仏メンバーがノートルダム寺院の前で「建てた」仮想独島展示館/VANK

今後、バンクは韓国内にある1万カ所の小・中・高校をはじめ、海外韓国学校などと協力して国内外10万カ所に「仮想独島記念館」を建てる計画だ。

パク・ビョンジェ代表は「自分のいる実際の場所にVR(拡張現実)またはAR(仮想現実)を移植し、独島を実際の空間に移動する方法を通じて世界のどこでも独島展示館を立てる道が開かれた」とし「コロナで独島を直接訪れにくい状況で、日本の独島歪曲はますます深刻になっているので、国民誰もが家や学校、職場などで仮想独島展示館を建てて世界人に独島を知らせることができることを願う」と話した。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「バンクの独島守護活動は必ず成功するはずだ。真実は神聖だ」

「QRコードは日本が作って世界に無料で使わせてくれてるんだから感謝して使わないとw」

「政府がすべき仕事をバンクがしている」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。

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