上越警察署(新潟県上越市)で少年補導功労者表彰受賞の少年補導員・相澤隆夫さんの表彰状伝達式

相澤隆夫さん(左)と上越警察署の大澤弘署長(右)

上越警察署(新潟県上越市)は6日、上越地区少年警察ボランティア連絡協議会の少年補導員、相澤隆夫さんの少年補導功労者表彰の受賞を受けて、表彰状の伝達式を同署で実施した。

今年11月26日に関東管区警察局長および関東管区少年警察ボランティア連絡協議会からの受賞が決定し、この日、上越警察署の大澤弘署長から表彰状が伝達された。

相澤さんは現在70歳で、上越市内で23ヘクタールのほ場を持つコメ農家。本業の農業の傍ら、1989年から32年間に渡り、警察本部長から委嘱された少年警察ボランティアとして、上越地域における少年非行防止・健全育成活動に長年取り組んだ功績が認められた。

具体的には、上越市内の小学生から高校生までを対象とし、警察と一緒に行事へ参加したり、近所の子どもの見守りや駅周辺の見回りなどしたりしてきた。

相澤さんは「この仕事に携わらせていただき、感謝している。最初に話を受けた30代後半のころは忙しかったが、『忙しい人のところに仕事が集まる』と言われて、『なるほど、そうだな』と思い、定年の65歳までと引き受けた。しかし、定年が75歳まで延びたのでまだやっている」と話し、定年後は後継者に引き継ぐ考えも示した。

また、30数年の長年に渡り、少年補導員を継続できた秘訣について、「やはり、本業を優先できたから続けられた」と話した。

表彰状を受けとる少年補導員の相澤隆夫さん

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