森永製菓(東京都)は来年1月、鶴見工場(横浜市鶴見区)内に見学施設「森永エンゼルミュージアムMORIUM(モリウム)」をオープンする。同社の歴史や技術、商品誕生の秘密を紹介。同工場の見学ルートもリニューアルし、「ハイチュウミニ」「小枝」など主力商品が出来上がる過程を見ることができる。
施設の総面積は1985平方メートル。1階は、シアタールームやミュージアムショップなどで構成。創業の歴史と、主力商品の成り立ち、魅力などを展示や動画で紹介するほか、オリジナルグッズを購入できる。
2階には、三つのワークルームを配置。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いたら試食会やワークショップを開く予定という。
今月3日には、関係者による記念セレモニーと見学会を開催。白を基調とした空間で、中島庸子館長は「近未来をイメージした。これからの未来をお客さまと一緒に色づけしていきたい」と語った。
施設は、創業120周年を迎え、顧客への感謝の気持ちを込めて新設したという。太田栄二郎社長は「未来へ向けたメッセージをお届けし、お客さまとの信頼関係をさらに強化したい」と期待を込めた。
事前予約制で、今月13日午前10時から同社ホームページから予約できる。オープンは来年1月12日の予定。同工場内の見学会を兼ねた案内人付きのツアーも行われる。