熱海駅から海側のホテルへ行くなら仲見世通り商店街を通ってみて

12月3・4日と、仕事で熱海に入ってみると、みんながいうのは「コロナ前に戻ってる」と。

熱海駅前は観光客でいっぱい。それはそれは、年代や性別、グループやおひとりさまを問わず、いろんな人たちで大盛りあがり。

金曜日の午後にホテルにチェックインする人は、学生かシニアが多いなか、ワーケーションと思しきビジネス系もいる。

金曜日の夕方は、標高60メートル前後の熱海駅から、一気に海岸へむけて一気に下り坂になる熱海駅前平和通り名店街、熱海仲見世通り商店街も買い物客でにぎわっている。

土曜日のホテルチェックアウト後の両商店街は、もうまっすぐに歩けないほど大混雑! コロナ前の熱海が戻ってきたって実感するはず。

鉄道好きは仲見世通り商店街を歩いてみて

熱海駅で電車を降りて、海側のホテルへと歩いていくとき、鉄道好きは仲見世通りを通ってみて。

通りの中央に、モノクロ写真でつづられた熱海温泉街の歴史が紹介されている。

そのなかで、現在の東海道線とは違った熱海独自のローカル路線「熱海鉄道」があったことは、別で記すとして、今回は「こがね餅の中村屋」さんが提供するモノクロ画像↑↑↑を。

これ、1925(大正14年)、熱海駅が開業したころの風景。背後の山々には現在のようにホテルや別荘・戸建て住宅などなく、駅前も更地のようにまったいら。

駅舎はいまみてもおしゃれ。三角屋根を縦横に組み合わせた、当時の最新モダンなつくりとみえる。

仲見世通りには、この開業当時の熱海駅のほか、「山下清による熱海駅周辺の風景」や「熱海名勝 熱海駅と丹那トンネル 伊豆山熱海軽便鉄道」といった、時間を忘れて見入ってしまうような展示もいろいろあるから、鉄道好きはチェックしてみて。

と、見入ってるとホテルチェックインが遅れて、部屋から熱海湾の夕暮れを見落としてしまうかもしれないから、気をつけて。

それから、仲見世通りを歩く前に、駅ビルモール「ラスカ熱海」でホテルの夜の「お酒のあて」になる熱海名物を買い込むのも、忘れずに。

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