中国人気番組がネットの写真を無断で「禿毛」に加工して使用、“前科”もあり

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中国で人気のネット番組である「名探偵学院」が、関係のない人の写真を無断で「禿毛」に加工して使った。当人からの抗議に番組側は謝罪したが、同番組にはそれ以外にも、写真を無断で加工して使用した前例があったことが分かった。

番組が無断で使ったのは、自らを「読書人」と称する男性だ。自分が「名探偵学院」を見ることはあまりないが、友人が3日午後、「似ている写真が使われている」と教えてくれ、番組の画像も送信してくれたので、自分の写真が無断で加工されて使われたと気づいたという。

男性は、番組で使われた「禿毛」の写真と、本来の自分の写真、さらに現在地が陝西省西安市であることを示す、地図の写真を添えてSNSに投稿。「自分の髪の毛はとても多く、禿げてはいない」「失礼だと感じる。説明を求める」などと書き込んだ。

中国メディアの澎湃新聞によると、番組プロデューサーは同日夜になり、SNSを通じて「道具担当がネットにあった写真を勝手に検索して使い、合成した。チェックを怠りました」などと経緯を説明し、抗議した男性のイメージと名誉に悪影響をもたらしたとして、「番組の責任者として、この問題には逃れられない責任があります。心よりお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした」などと謝罪した。また、「同じ間違いは二度と繰り返しません」などとも約束した。

同番組は、抗議を受けて謝罪した男性以外にも、女性を含めて複数の「禿毛の人」の写真を使っていた。しかし、それらの写真については出所などを明らかにしておらず、ネットでは疑問の声が出ている。

番組は、米国の芸能人であるフランシア・ライサさんが、同じく芸能人のセレーナ・ゴメスさんに移植のために腎臓を提供した話題を扱った際にも、2人の写真を無断で加工して番組のウェブサイトに掲載したことがあった。この時も批判の声が多く寄せられ、内容を削除したという。(翻訳・編集/如月隼人)