【CRI時評】金銭に臣服する「米国式民主」が真の民主であろうか

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「米国は富豪が統治する国であり、民主国家ではない」。シンガポール国立大学アジア研究所の著名なフェローであるキショール・マブバニ氏は最近のインタビューでこう評価した。事実、米国において、「民主」が富豪に奉仕し、金銭が権力を握ることは、周知の事実だ。中国のあるシンクタンクが6日発表した「米国の民主への10の問い」と題した報告書が指摘しているように、米国の「民主」の名の下で自らの意志を体現するのは「銭主」だ。

多くの事実が明らかにしているように、金銭が米国政治の乳母であり、それが選挙、立法、施政のあらゆる部分を貫いている。選挙を例に取ると、ある統計によると、米議会選挙の91%は最も多くの資金面での支持を得た候補者が勝利した。2020年の米大統領選挙の費用は記録を更新する66億ドルに達した。米国式民主が資本に基づく「金持ちのゲーム」であることは明らかだ。

米国では2020年末までに5000万人以上が食料不足に直面した。2019年に比べて50%近くの増加だ。路上生活者も22万人以上に上った。政治家の不作為の下で、失業、貧困、家庭内暴力、薬物乱用が、大量の路上生活者を生み出す直接的な原因となっている。

米国の中流の柱と見なされてきた中産階級の境遇も苦しさを増している。総人口に占める割合は1971年の61%から2019年には51%にまで低下した。また、2016年の家計資産の中央値は1998年にすら及ばない。これらは、米国の中産階級の総人口に占める割合が低下しただけでなく、さらに「米国の家計資産が20年近く増えていない」ことを物語っている。

民主の本来の意味は「主権在民」であり、国民が国の主人でなければならない。人々には「米国にはまだ『民主』の上着をまとう資格はあるのか。世界各国の模範となる資格はあるのか」と問いただす理由が完全にある。米誌ニューヨーカーもたまらず「われわれの民主は続けられるのか」と「魂の拷問」を発している。

これに対する最良の答えとして、100年余り前の米最高裁判事ルイス・ブランダイス氏の言葉「われわれはこの国で民主主義を持つことも、少数の人々の手に大きな富を集中させることもできるが、両方を持つことはできない」に勝るものはない。金権政治が米国社会の根絶し難い「悪性腫瘍」となる中で、米国政府に「民主主義サミット」を開催する勇気があるとは、この上ない皮肉だ。(提供/CRI)