甘粛省の仰韶文化2遺跡、「考古中国」重大プロジェクトに選定

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甘粛省の仰韶文化2遺跡、「考古中国」重大プロジェクトに選定

甘粛省張家川回族自治県の圪墶川遺跡から出土した玉製の権杖頭。(資料写真、蘭州=新華社配信)

 【新華社蘭州12月7日】中国国家文物局は1日、「考古中国」重大プロジェクトをオンラインで発表した。甘粛省東部の黄土高原にある南佐遺跡(慶陽市)と圪墶(グーダ)川遺跡(天水市張家川回族自治県)が選ばれた。

甘粛省の仰韶文化2遺跡、「考古中国」重大プロジェクトに選定

甘粛省張家川回族自治県にある圪墶川遺跡の「大家屋F43」(青い部分)を中心とした家屋の分布図。(資料写真、蘭州=新華社配信)

 中国人民大学歴史学院考古文博学部の韓建業(かん・けんぎょう)教授によると、南佐遺跡は5200~4600年前の仰韶(ぎょうしょう)文化の大規模集落遺跡で、最新の考古学調査で主要部分と副次的部分が明白な宮殿エリアと大型宮殿建築跡が見つかった。格式の高い儀礼的遺物も多数出土しており、中国文明5千年の歴史と初期国家の起源を研究する上で重要な進展となった。

甘粛省の仰韶文化2遺跡、「考古中国」重大プロジェクトに選定

甘粛省慶陽市にある南佐遺跡の宮殿エリア。(資料写真、蘭州=新華社配信)

 甘粛省考古研究所の陳国科(ちん・こくか)所長は圪墶川遺跡について、黄河流域で最も原型を保ち、内容も豊かな仰韶文化の初期集落の一つだと説明。単体では過去最大となる竪穴式の穀倉が見つかったほか、大量の彩陶土器と玉製の権杖(けんじょう、権力を象徴する杖)頭部1点が出土したことから、隴西地方(現在の甘粛省)の黄土高原地域が中原地域(黄河中・下流の平原)と並ぶ仰韶文化のもう一つの中心であり、中国文明の形成過程で非常に重要な位置を占めていることを証明したと述べた。(記者/郎兵兵、何問)

甘粛省の仰韶文化2遺跡、「考古中国」重大プロジェクトに選定

甘粛省慶陽市の南佐遺跡から出土した白陶帯蓋圈足簋(き)。(資料写真、蘭州=新華社配信)