「是非観に問題がある」 安倍元首相の発言で中国外交部

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「是非観に問題がある」 安倍元首相の発言で中国外交部

中国外交部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京12月7日】中国外交部の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は6日の定例記者会見で、日本の安倍晋三元首相らによる一連の発言に対し、「日本の一部政治屋は自らの誤った言動を恥ではなく栄誉と考えており、その是非観に問題がある」と述べた。

 安倍氏が中国に関する誤った発言をしたことに対し、中国が申し入れを行ったところ、安倍氏は「一国会議員に注目してもらい大変光栄だ」と語り、岸信夫防衛相も「中国は日本国内にこうした考えがあることを理解する必要がある」と述べた。趙報道官はこれについて、記者の質問に答える形で次のようにコメントした。

 日本の一部政治屋は自らの誤った言動を恥と考えず、逆に栄誉と考えており、その是非観に問題があることが改めて露呈した。日本国内に現在、確かに多くの考え方がある。例えば日本の対外侵略の歴史と植民地支配を否定し、美化したいと考える人、世界の海洋環境の安全と人類の生命・健康を顧みず、福島の放射能汚染水を海洋放出し責任を負わないですむと考える人、台湾問題を口実に中国の内政に干渉しようと考える人がいる。それらの誤った考えは、一部の人の一方的な願望にすぎず、アジアの隣国や国際社会の賛同を得ることはない。

 私が強調したいのは、台湾問題は中国の核心利益に関わるものであり、中日関係の政治的基礎、両国間の基本的信義に関わるということだ。日本は信義を重んじて約束を守り、中国の内政に対する干渉や「一つの中国」原則に対する挑戦、「台湾独立」勢力に対する誤ったシグナルの発信をいずれもやめるべきだ。