サトウキビの搾りかす「バガス」を使ったかりゆしウエアのシェアリングサービスを展開するBAGASSEUPCYCLE(バガスアップサイクル、那覇市、小渡晋治代表)がこのほど、循環型経済を構築するためのプロジェクトなどを表彰する「crQlr Awards(サーキュラー・アワード)」(主催・Fabcafe、ロフトワーク)で、四つの賞に選ばれた。
バガスアップサイクルは、ホテルなどと提携してシェアリングサービスを展開している。沖縄を訪れたビジネス客や観光客の多くがかりゆしウエアを購入しても、沖縄から戻った後はあまり使用されていない現状から、環境に負荷のかからない方法を目指した。一定数シェアリングされた後は、製炭炉で炭化し、サトウキビ畑の土壌改良剤として利用する。
審査員からは「サーキュラーエコノミーのエッセンスが詰まった優れたモデル」「あったら使いたいサービス」などと高く評価された。小渡代表は「ビジネスモデルが評価され、勇気をもらえた」と受賞を喜んだ。