脱プラへ紙製品に力 大王製紙 ファイルやマドラー商品化

脱プラスチックを目指し、大王製紙が販売している商品。左からマドラー、フック、ミニハンガー。手前は紙製のファイル

 脱プラスチックの流れを受け、大王製紙(東京)が紙製の商品に力を入れている。持続可能な社会づくりを目指し、今秋から新たに紙製のクリアファイルを売り出した。
 プラスチックの代替素材として高密度厚紙「エリプラペーパー」を開発。商品化したマドラーやフック、ミニハンガーは森林管理協議会(FSC)の認証も取得している。
 10月には、大王製紙グループのダイオープリンティング(東京)が紙製ファイルを発売した。真っ白の表紙に書き込みできるほか、手持ちのプリンターで印刷も可能。A4サイズの書類が入る大きさで、半円形のくりぬきは紙詰まりしにくいようフラット加工で仕上げた。中に入れた書類が透けて見えるシルエットタイプもある。
 商品名は「エコ」と「ファイル」を掛け合わせて「ECOLE(エコル)」。法人や自治体向けに販売している。本県を担当する大王製紙九州支店の松岡真司係長は「今後も環境に優しいオリジナル商品を販売していきたい」と話している。

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