セクシーで華麗なダンス トーマシンとアニャが入れ替わる? 「ラストナイト・イン・ソーホー」本編映像

12月10日より劇場公開される、エドガー・ライト監督の最新作「ラストナイト・イン・ソーホー」から、アニャ・テイラー=ジョイやトーマシン・マッケンジーらによるダンスシーンの、本編映像が公開された。

公開された本編映像は、エロイーズ(トーマシン・マッケンジー)が夢で訪れた憧れの1960年代のロンドン・ソーホーでの、歌手を夢見るサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)と、界隈(かいわい)を取り仕切るマネージャー・ジャック(マット・スミス)のダンスシーン。自信に満ちあふれたサンディはジャックに声を掛け、やがてホールの中央へ。視線を交わし合い踊るふたりだったが、サンディの姿はいつの間にか、”シンクロ”しているエロイーズに変わる。3人がグラハム・ボンド・オーガニゼーションの「Wade In The Water」のナンバーに合わせ、セクシーかつ華麗に踊る。

アニャは、本作の撮影で最も思い出深いシーンとしてこのダンスシーンを挙げている。「私たちはカメラの前ではとてもエレガントに見えますが、映っていない時は全く別の話です(笑)。とても楽しかったわ。シーンの大半は実写撮影だったので画角内にいない時は、それぞれがカメラの後ろを必死に走っていた(笑)極端に言うと、撮影したシーンよりも、舞台裏の様子のほうが好きかもしれないわね」と語っている。

全編にわたり特殊効果が使われているものの、その多くは「見かけよりシンプルな方法」で撮影をすることにこだわったというエドガー・ライト監督。このダンスシーンにもこだわりがあふれており、「(このダンスシーンでは)マット・スミスの功績も話しておかないといけない。ステディカムで撮った長回しのシーンですが、彼が最初から最後まで画面の中心にいることで成り立っている場面だから。カメラオペレーターのクリス・ベインズは、誰よりも広い範囲を追っていて カメラを持って他の人の2倍は走り回った。それから、私たちの最高な撮影監督のチョン・ジョンフン…!追加で光を当てようと鏡を持って走っていましたが、誰よりも大回りで走らなければいけないことに気がつき、2テイク後には疲れた様子で「ノー」と言っていましたね」と撮影時の様子を楽しげに振り返っている。

「ラストナイト・イン・ソーホー」は、エドガー・ライトの4年ぶりの新作で、1960年代のロンドンとホラー映画への愛を込めた、現代と1960年代のロンドンを舞台にしたタイムリープ・サイコ・ホラー。ある恐ろしい出来事によって、異なる時代を生きる2人の女性の抱く夢と恐怖がシンクロしていく。異なる時代を生きる2人の若い女性を、「クイーンズ・ギャンビット」でゴールデングローブ賞ミニシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイと、「ジョジョ・ラビット」「オールド」などのトーマシン・マッケンジーが演じる。

【作品情報】
ラストナイト・イン・ソーホー
2021年12月10日(金)TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開
配給:パルコ ユニバーサル映画
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